電源・回路構成を踏襲

エソテリック、新型プリアンプ「Grandioso C1X solo」。2シャーシ構成のフラグシップ機を一体型に

公開日 2023/01/05 17:58 編集部:松永達矢
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エソテリックは、2020年発売の「Grandioso C1X」を一体型筐体に収めたプリアンプ「Grandioso C1X solo」を2月に発売する。価格は2,200,000円(税込)。

「Grandioso C1X solo」

本体・電源部の2筐体構成を採っていた、同社プリアンプのフラグシップモデルGrandioso C1Xの内部回路構成、電源トランス構成を踏襲しながら一体型設計を実現したモデル。2022年10月に開催された「2022東京インターナショナルオーディオショウ」同社ブースで参考出展として用意されたものが、この度正式に案内される格好だ。

C1X同様、オーディオ系大容量トロイダル4基、コントロール系Rコア1基の5トランス構成、左右チャンネルの独立・同一化を図る完全デュアル・モノブロック構成を一体型筐体ながら実現。さらにチャンネル毎に4回路のデュアルバランス構成を採ることで、ローノイズ化を徹底。「C1Xのシグネチャーサウンドそのままに、優雅で美しいサイズファクターを実現した」と同社はアピールしている。

一体型設計ながら、2筐体構成のベース機同様の電源・回路構成を実現している

また、ディスクリート・アンプモジュール「Integrated Discrete-Amplifier Module IDMー01」や、スルーレート2,000V/μsの電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD」を搭載。出力にES-LINK AnalogとXLRを各2系統装備しており、マルチパワーアンプシステムの構築も可能となっている。

機能面でC1Xを踏襲した要素として、0.1dB/1,120 ステップでの音量調整を実現する「Ultra Fidelity Attenuator System」を搭載。コントロールノブは高精度ボールベアリングを用いることでブレなく滑らかなフィーリングを獲得した。

本体背面部

両面にボタンを配するリモコンを付属する

また、入力セレクターにFET素子を用いることで、機械接点の影響による音質の色付けを排除。さらに、AVサラウンドとピュア2チャンネルを共存できるAVスルー機能も備える。

入力端子は XLR/ESL-A×3系統、RCA×2系統、出力端子はXLR×2系統、 ESL-A×2系統を装備。外形寸法は本体が445W×132H×449Dmm(突起部含む)。質量は27.5kg。付属品として、両面にボタンを配し、同社のデジタルソース機器の基本操作も可能なアルミ製リモコンを同梱する。

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