“ロックやメタルの表現は特筆モノ”

フォステクス、同社初のFolded Diaphragm式トゥイーター「T360FD」

2022/12/23 編集部:成藤 正宣
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フォステクスは、同社では初めて「Folded Diaphragm方式」を採用したトゥイーターユニット「T360FD」を2023年1月下旬より発売する。価格は49,500円(1台/税込)。

「T360FD」

PIの基材にボイスコイルの巻き線に相当するアルミパターンを形成し、規則的に折りたたんだFolded Diaphragm方式の振動板を採用。磁束を受けると、折りたたまれた振動板の向かい合う垂直面が対抗して動き、垂直面に挟まれた空間から空気が押し出されたり引き込まれたりすることで、音が発生する。

ひだ状になった振動板の隙間から空気が押し出され、引き込まれることで音が発生する

同社によれば、Folded Diaphragm方式は「力強く存在感のある高密度な音像の形成を得意とし、ロックやメタルの表現は特筆モノ」とのこと。また、使用下限周波数は約2.5kHzと決して低くないものの、2kHz - 45kHz(-10dB)という広範囲な再生帯域を備えるため、100mm/160mmのウーファーにも、160mm/200mmのフルレンジにも組み合わせられるとしている。

振動板を支える磁気回路および筐体は、周波数特性などの規格はもとより、完成品の音響状態も重視して設計。形状寸法から材質にいたるまで十分に吟味したという。さらに、音響性能を存分に発揮させるため、入力端子には金メッキを施し、また接続用として金メッキのファストン端子を圧着したコードも付属する。

スピーカーへの搭載イメージ

インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは93.5dB/W(1m)、入力は15W。開口部寸法はφ68。質量は340g。

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