4モデルを展開

PIEGA、スピーカー新シリーズ「Coax Gen2」。同軸ユニットや共振抑制構造を刷新

公開日 2022/11/04 14:25 編集部:松永達矢
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フューレンコーディネートは、PIEGAのスピーカー「Coax Gen2」シリーズの発売を開始した。ラインナップおよび価格(すべて税込)は下記の通り。

「Coax Gen2」シリーズ

・3ウェイ・ブックシェルフ型「Coax 411
シルバー:1,540,000円(ペア)
ブラック、ホワイト:1,650,000円(ペア)

・3ウェイ・フロアスタンド型「Coax 611
シルバー:2,915,000円(ペア)
シルバー/ボトムプレート付き:3,014,000円(ペア)
ブラック、ホワイト:3,025,000円(ペア)
ブラック、ホワイト/ボトムプレート付き:3,124,000円(ペア)

・3ウェイ・フロアスタンド型「Coax 811
シルバー:5,280,000円(ペア)
シルバー/ボトムプレート付き:5,401,000円(ペア)
ブラック、ホワイト:5,390,000円(ペア)
ブラック、ホワイト/ボトムプレート付き:5,511,000円(ペア)

・3ウェイ・センタースピーカー「Coax Center 211
シルバー:968,000円(本)
ブラック、ホワイト:1,078,000円(本)

トゥイーターとミッドレンジを組み合わせた同軸リボンユニットの刷新や新たなプレーシング技術を導入して5年ぶりのモデルチェンジを果たした。なお、Coax 811、Coax Center 211については12月の発売開始を予定している。

「Coax 411」

本シリーズで採用される新開発の同軸リボンユニット「C212+」「C112+」では、ユニット裏面に貼り付けるダンプ材を追加することで、カットオフ周波数を低下。これにより再生可能周波数全般にわたってリニアな特性を獲得し、「特に声の帯域において、よりクリアで自然な再生音調を実現した」とアピールしている。

リボンユニットをマウントするフレームもアップデートを実施。従来機と比較して厚いプレートを採用し、細長いネオジムマグネットを取り付けられる溝を設けたことで、これまで以上に強固に固定することを可能とした。音質に影響を及ぼす微小レベルの不要振動を抑制し、さらに、構造を見直してセンター部にも磁石を配置できるようになったため、トゥイーター部はプッシュプル動作が可能となり、高域特性の改善も図られた。

ウーファーユニットには、SEAS社との共同開発で採用されたチタン製ボイスコイルと特殊成型された高剛性のアルミ振動板を駆動するUHQDウーファーを搭載する。

「Coax Center 211」

キャビネットは同ブランドの特徴であるアルミニウムの押し出し加工により成形。内部設計は、前モデルで用いられた「改良型アルミ製内部補強構造」(TIM)を進化させた「TIM2」を採用する。内側から外側へフレームを押し当て、圧力で共振を抑える従来方式に加え、TIM2ではキャビネット内部のリムを金具で引っ張る張力による共振抑制機構も装備する。設置に当たってはキャビネットの振動をレーザーでとらえてそれぞれのテンションを最適化しているという。

ブックシェルフ型「Coax 411」は、3ウェイ・バスレフ方式のスピーカー。ユニットはC112+同軸リボン、16cm UHQDウーファーを1基ずつ搭載。推奨アンプ出力は20〜200W、能率は90dB/Wm。インピーダンスは4Ω、再生周波数特性は35Hz〜50kHz、クロスオーバー周波数は450Hz/3.5kHz。筐体内の「TIM2」使用部位は1箇所。端子はWBTターミナルでバイワイヤリング接続に対応する。外形寸法は210W×450H×310Dmm、質量は25kg(1本)。

フロア型「Coax 611」は、3ウェイ・パッシブラジエーター方式のスピーカー。ユニットはC112+同軸リボン×1、16cm UHQDウーファー×2、16cm UHQDパッシブ×3を搭載する。推奨アンプ出力は20〜250W、能率は90dB/Wm。インピーダンスは4Ω、再生周波数特性は32Hz〜50kHz、クロスオーバー周波数は450Hz/3.5kHz。筐体内の「TIM2」使用部位は5箇所。端子はWBTターミナルでバイワイヤリング接続に対応。外形寸法は210W×1170H×310Dmm、質量は45kg(1本)。

「Coax 611」

「Coax 811」

フロア型「Coax 811」は、3ウェイ・パッシブラジエーター方式のスピーカー。ユニットはC212+同軸リボン×1、22cm UHQDウーファー×2、22cm UHQDパッシブ×2を搭載する。推奨アンプ出力は20〜250W、能率は92dB/Wm。インピーダンスは4Ω、再生周波数特性は22Hz〜50kHz、クロスオーバー周波数は500Hz/3.5kHz。筐体内の「TIM2」使用部位は4箇所。端子はWBTターミナルでバイワイヤリング接続に対応。外形寸法は290W×1240H×420Dmm、質量は63kg(1本)。

センタースピーカー「Coax Center 211」は、3ウェイ・密閉方式を採用。ユニットはC112+同軸リボン×1、16cm UHQDウーファー×2を搭載する。推奨アンプ出力は20〜250W、能率は90dB/Wm。インピーダンスは4Ω、再生周波数特性は35Hz〜50kHz、クロスオーバー周波数は450Hz/3.5kHz。筐体内の「TIM2」使用部位は2箇所。端子はWBTターミナルでバイワイヤリング接続に対応。外形寸法は620W×210H×310Dmm、質量は21kg(1本)。

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