PC/Macの外付けドライブとしても利用可能

fidata、CDリッピング/リアルタイム再生可能なディスクドライブ「HFAD10-UBX」

2022/05/11 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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アイ・オー・データ機器が展開するオーディオブランドfidataより、CDリッピング機能やCDトランスポート機能を搭載したディスクドライブ「HFAD10-UBX」が5月下旬に発売となる。価格は495,000円(税込)。

fidata「HFAD10-UBX」

Audio Renaissanceで先行公開されてきたモデルが正式発表となったもの。パイオニア製のプレミアムドライブを搭載しており、PC/Macや、fidata/DELA等のオーディオサーバーと組み合わせてCDドライブとして利用することができる。

「HFAD10-UBX」の背面端子。USB-DACと接続するためのUSB typeA端子と外付けドライブ等を搭載できるtypeA端子、fidata/DELA/PC/Mac等と接続するためのtypeB端子を搭載する

CDリッピングは「Pure Read 4+」による高精度のCD読み取りが可能なほか、「AccurateRip」と連携し、ビットパーフェクトなデータ読み込みが可能となる。リッピングデータは、WAVまたはFLACのいずれかで保存でき、FLACは無圧縮をはじめ3段階の圧縮レベルから選択ができる。また、Gracenoteによりインターネットから自動的に楽曲情報およびアートワークを取得することができる。

さらに、CDトランスポート機能も搭載。fidata/DELAならびにUSB DACを接続することで、CDをリアルタイムで再生できる。なお、リッピングやCD再生等の操作はすべて「fidata Music App」から行う。

パイオニア製CD/DVD/BDドライブを搭載。回転系の振動などを低減することで高精度なCDリッピングや読み出しを実現している

筐体は、2.3mmの鋼板に曲げ加工を施すことで高剛性を実現。天面と側面は極厚アルミパネル、フロントパネルはアルミブロックからの削り出しとなっている。またインシュレーターもアルミ削り出しで、4点支持から3点支持に変更できる。

背面にはオーディオグレードのUSBハブを搭載。fidata/DELAとの接続はもちろん、USB DACとの接続や外付けハードディスクの増設なども可能となっている。

ドライブについては、ディスク回転時の振動を抑制する防振クッションや防振ゴムを採用。フローティングリジットマウント機構となっており、ドライブ本体に応力をかけない機構、微細な振動を吸収する銅ワッシャーを配置しており、ドライブ本来の性能を引き出すとしている。

「HFAD10-UBX」の内部構造

電源部は、TDKラムダ製60W電源ユニットを2基搭載。システム用とドライブ用の電源ユニットを分けることでノイズの混入を防いでいる。スイッチング電源から供給された電源をリニアレギュレーターを組み合わせた電源回路で降圧することで、スイッチングノイズを除去していると説明。基板のグラウンドを複数に分割することで、スイッチングノイズの回り込みも低減させている。

サイズは350W×350D×53Hmmで、fidataと積み重ねて使用することも可能。質量は約6.8kg。

なお、同時に電源部を3Pインレットとした「HFAS1-XS20UJ」と「HFAS1-S10UJ」も発売される。HFAS1-XS20UJは2TBのSSDを搭載して649,000円(税込)、8月下旬出荷予定。HFAS1-S10UJは1TBのSSDを搭載して385,000円(税込)、6月下旬出荷予定となっている。

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