量産品は2022年3Qに供給開始

旭化成エレクトロニクス、DA/ADコンバーター13製品のサンプル出荷を開始

2022/01/31 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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旭化成エレクトロニクス(AKM)は、同社の高級オーディオ向けブランド「VELVET SOUND」のDAコンバーターとADコンバーター13製品のサンプル出荷を1月より順次再開したと発表した。また、量産品は2022年第3四半期に供給開始の見込みとなっている。


今回出荷が再開されるのは以下の13モデル。
■DAコンバーター(115dB 768kHz/32bit 2/4/6/8チャンネル)
AK4452、AK4454、AK4456、AK4458

■ADコンバーター(111dB 768kHz/32bit 4/8チャンネル)
AK5534、AK5538

■ADコンバーター(115dB 768kHz/32bit 2/4/8チャンネル)
AK5552、AK5554、AK5558

■ADコンバーター(121dB 768kHz/32bit 2/4/8チャンネル)
AK5572、AK5574、AK5578

■ADコンバーター(32bit ステレオ 電源電圧変動除去比特性を持つ作動入力型)
AK5522

2020年10月に発生した宮崎県の半導体火災事故以降、主にオーディオユースに使われる高級ICの供給に大きな影響が出ていたが、昨年2021年12月にオーディオ用ICのサンプル出荷についての見込みを明かし、詳細は「2022年1月に発表」としていた。このたびその具体が公開されたかたち。

AKMは、音楽のデジタル化が本格的に普及した1980年代後半より、ΔΣ変調技術をベースとしたオーディオICを多数展開、製品の累計出荷数量は35億個を超える。それらはハイエンドオーディオやコンシューマーオーディオのみならず、ハリウッドの録音現場や電子楽器などでも活用されている。

今回サンプル出荷されたDA/ADコンバーターは、「原音重視」「情報量と力強さの両立」をコンセプトに設計された「VELVET SOUND」にラインナップ。オーディオ向けブランドとして、高性能と豊かな音楽性を実現すべく、ハイレゾ時代にふさわしいスペックとフィーチャーを搭載するとしている。

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