9月29日より発売

ヤマハ、ハイエンド機のノウハウを投入したエントリーCDプレーヤー「CD-S303」

公開日 2021/08/24 13:34 編集部:松永達矢
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ヤマハは、CDプレーヤーの新モデル「CD-S303」を9月29日(水)より発売する。価格は47,300円(税込)。

「CD-S303」

ハイエンドモデルの開発で培われた経験やノウハウを活かした回路構成、剛性を高めたシャーシ構造を新たに採用したという同社CDプレーヤーのエントリーモデル。CD再生専用の高精度ドライブメカを装備するなど、音質を最優先に設計。情報量とダイナミックレンジを向上させ、楽器の質感をしっかりと感じさせる「聴いていて楽しい音」を追求したとアピールする。

メカニクスには、信号の相互干渉を徹底して排除するために、デジタル、アナログ回路への電源独立供給をはじめ、グラウンド配線や信号経路の最適化などを実施。バーブラウン高精度DACや、ヒヤリングを重ねながら厳選したという高品位パーツを投入した。

筐体の構造に、ボトムシャーシに高精度・高剛性セルスペーサー(橋脚)を通してCDドライブメカを強固に固定することで再生時におけるCDドライブの不要振動を抑え込むマウント方式や、補強用の鉄板をトップカバーに追加することで優れた制振性能を実現。また、デジタル出力回路を停止すると共にディスプレイを消灯、より高品位なアナログ音声出力を可能にする「ピュアダイレクトモード」を備えている。

本体前面にはUSBポートを搭載。USBメモリーや、DAPなどを接続することで音楽ファイルの再生を可能としているほか、WAV/FLACフォーマット(96kHz/24bit)の再生にも対応することで、同社は、CDだけでなく音楽配信サイトなどで購入した楽曲などを含め、幅広いコンテンツを一台で楽しむことができるとアピールしている。

再生対応メディアはCD、CD R/RW。USB再生対応フォーマットはMP3、WMA、AAC、WAV(PCMフォーマットのみ)、FLACをサポート。対応サンプリング周波数は96kHz/24bit(WAV/FLAC)、48kHz(MP3/WMA/AAC)。周波数特性は2Hz〜20kHz(CD)、2Hz 44kHz(-3dB)(CD R/RW、USB)。高調波歪率は0.003%以下、ダイナミックレンジは96dB以上。SN比は105dB以上、出力レベル(1kHz/0dB)は2.0±0.3Vとなる。

リア部

デザイン面では、同社ハイエンドモデルのテイストを継承したというシンプルかつ洗練されたパネルデザインと使いやすい操作レイアウトを採用。フロントパネルには質感の高いヘアライン仕上げのアルミパネルを使用し、同社製HiFiアンプとの組み合わせで統一感のある高品位なオーディオシステムを構築することが可能だとしている。

フロントパネルには質感の高いヘアライン仕上げのアルミパネルを使用。また筐体左側にUSBポートを1基備える

また、機能面では、本体の電源をオンにした時や再生ソースを切り替えたときに自動的に再生を開始するオートプレイ機能や、 操作されない状態が一定時間(20分)経過すると電源を自動的に待機状態にするオートスタンバイ機能を装備している。

出力端子は光デジタル×1/同軸デジタル×1/アナログRCA×1を搭載。消費電力は11W。外形寸法は435W×87H×260Dmm、質量は3.5kg。

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