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スフォルツァート新DACも登場

<ARO>ゼファン、MartenのParkerシリーズを紹介。アコースティックラボからは部屋設計のノウハウも公開

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ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
2020年11月16日
逆木 一氏によるオンラインオーディオショウ、Audio Renaissace Onlineが開催された。全32コマのYouTubeによるメーカー紹介動画が公開され、アーカイヴ公開も行われている。

【ゼファン】
ゼファンは、スウェーデンのスピーカーブランドMartenのParkerシリーズを新紹介した。これまでもコルトレーンシリーズ、ミンガスシリーズなどをラインアップしてきたが、今回のParkerシリーズはミドルレンジとなっており、ブックシェルフ型のParker Duoはペアで120万円、専用スタンドもランアップし、こちらは価格35万円となる。ただし、デモ機として紹介されるのはトゥイーターをダイヤモンド仕様にしたモデルで、こちらは価格240万円。


MartenのParker Duoを紹介
1インチのセラミックトゥイーター、19cmのセラミックベースドライバー、122cmのアルミニウムのパッシブラジエーターを搭載しており、キャビネットの素材はMDF、各ドライバーからの反射を抑えるために、後ろに向かって広がる形のキャビネット構造となっている。

Parkerシリーズは全部で3モデル登場し、Parker DuoのほかにフロアスタンディングモデルParker Quintet、Parker Trioをラインアップする。仕上げはピアノブラック仕上げ、ピアノウォルナット仕上げ、マットウォルナット仕上げの3種類。

また、AUDIO MACHINAから新製品のスピーカー「CRM X」も登場。開発者のカール・シューマン氏の事情によりしばらく活動を休止しており、久しぶりの新製品となる。ユニットやサイズも以前の「CRM」と同じものを使用しているが、サイズがブラックになっていること、またクロスオーバーなどに少し変更が加えられているという。また、専用のスピーカースタンドもラインアップされるという。


AUDIO MACHINAからも新スピーカー
【DENON】
DENONでは、110周年モデルとして登場したカートリッジ、SACDプレーヤー、プリメインアンプ、AVアンプの4モデルの詳細を紹介。さらに、「DENON Museum」として、DENONの蓄音器やカートリッジ、世界初のPCMレコーダーなど、貴重な歴史的遺産も動画で紹介される。

DENONの110周年の歴史が分かるDENON MUSEUM

また、110周年モデルにも携わったDENONのサウンドマネージャー山内氏も登場、製品開発で使用している「山内ルーム」からの空気録音も楽しむことができる。

DENONのサウンドマネージャー山内慎一氏の開発室から空気録音

【アコースティックラボ】
アコースティックラボは、オーディオルームの施工、録音スタジオやマスタリングルームなどの施工を専門に行う会社として知られており、蔵前にショウルームを構えている。Audio Rennaisance Onlineの「課題曲」となっている海野幹雄氏演奏によるチェロ曲も、アコースティックラボの蔵前スタジオで収録されたものである。


アコースティクラボの鈴木泰之氏
アコースティックラボが過去に施工したオーディオルームの実例を紹介しながら、オーディオを楽しむにあたっての部屋の重要性を解説。特に「防音環境」と「音場環境」の2つの要素に注目。近年では建築資材も進化し、密閉製は高いが軽い素材で家が建てられていることも多く、防音という観点からはどうしても音が漏れやすくなってしまっているという。そういう「普通の住宅」において、どのようにオーディオルームを構築すればいいかというアドバイスも語っている。


オーディオルーム設計のノウハウを公開
【ネットワークジャパン】
ネットワークジャパンの第1部では、ハンス・クナッパーツブッシュ研究会の鈴木秀三さんとともにデモ。SOUNDMAGICのラックやSONIC IMPACTのターンテーブルマットの紹介を行った。SOUNDMAGICでは加工の難しい防弾ガラスを利用したオーディオラックTGTS-01があり、その強度実験も実施。1kgの鉄球を1mの高さから落としても壊れない強度性能の高さをアピールした。

ネットワークジャパンの新製品を紹介

また、第2部ではネットワークジャパンにおいてラック等の製品開発を行うために、どのように性能測定を行なっているかの測定器や測定データを公開。不要な振動が音を滲ませてしまうために、振動対策を行うことの重要性、技術の側面からのTGTS-01の魅力を解説している。

さまざまな測定を元に製品開発を行っている

【スフォルツァート】
本イベント1コマ目に登場したスフォルツァートは、間を置いて別のコマにも登場。さらなる新製品として、ゼロリンクを搭載するDAコンバーター3モデル「DSC-Vela」「DSC-Dorado」「DSC-Grus」と、ネットワークトランスポート「DST-Lepus」を発表した。


スフォルツァートからはゼロリンク搭載のDAコンバーター3モデルが登場
DSC-VelaとDSC-Doradoの2機種は、名前から想像される通りネットワークプレーヤーDSP-VelaとDSP-DoraoのネットワークボードをDAC用ボードに交換したもので、アナログ部分や電源は同一。一方のDSC-Grusは、新規設計のDAコンバーターで、ESSPS9038PProを左右2基搭載。アナログの部分は完全ディスクリート構成。電源もスイッチングとリニアを組み合わせたハイブリッド電源を搭載している。

いずれも最大対応サンプリングレートはDSDは22.6MHzまで、PCMは768kHzまで。いずれも入力系はUSB typeBが2系統、S/PDIF入力のBNC端子、それにもうひとつ「ゼロリンク」と呼ばれる新しいインターフェイスが搭載されている。


DSCシリーズの背面。ゼロリンクの搭載が特徴
このゼロリンクによる送り出しを可能とするのが、トランスポート「DST-Lepus」となる。「DST-Lepus」とDSCシリーズのいずれかを組み合わせて用いることで、セパレート型のネットワークプレーヤーとして活用することができる。デジタル出力としてUSB typeB、ゼロリンク出力、またSFPのネットワークポートを搭載する。

ゼロリンクという規格はスフォルツァートとSOULNOTEを開発する(株)CSRとの共同開発によって生み出された。しかし、規格としてはオープンなものとなっており、他社も利用ができる。

ゼロリンクのメリットについて、クロックのタイミングをDACからトランスポートに伝えることで、DA変換のタイミングの精度をさらに高めることができるという。デジタル信号の規格はI2Sの信号と基本的に同じだが、DAC側に変換するデジタル音源のフォーマットをあらかじめ伝えるなどの方策も一緒に規格化されているという。

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