衛生対策の包括的な仕組みづくりのため

ミュンヘンHIGH END、2021年9月に開催延期を発表。IPSも延期

2020/11/18 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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2021年5月の開催が発表されていたミュンヘンHIGH END 2021が、9月9日 - 12日の開催へと延期されたことが発表された。なお、部品ショウであるIPSも合わせて9月9日 - 10日に延期される。場所は変わらずミュンヘンのMOCイベントセンターとなる。


HIGH END 2021のオーガナイザーによると、この延期は出展予約が予想を超えて多く集まっており、衛生対策のさらに包括的な仕組みづくりが必要だと考えた結果だという。代表のStefan Dreischärf氏は、「さらに数ヶ月の準備期間を得ることで、世界中からの来場者に対してもっと安心した参加できる環境を用意したいと考えております」とコメントしている。

新型コロナウイルスの影響が再び世界中で増加していることが日々報道されており、特に国外からの参加者に対して、どの程度の検疫への要求が必要とされるか、予想がつかない状況となっている。その一方で、ワクチンへの期待も高まってきており、ワクチンの実用化により新型コロナウイルスの影響が小さくなってくる可能性も予想される。

Dreischärf氏は、「私たちはこのオーディオショウが業界にとって非常に重要なものだと考えており、成功のためにあらゆる積極的な手段を講じたいと考えています」と強調。誰も未来を予測することはできない、と前置きした上で、「私たちは感染予防の対策が、来年度以降もライフスタイルやビジネスのあり方にさまざまな形で影響を与えることを想定して行動を決めなければなりません」と9月への開催延期への理解を求めた。


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