デジタル出力のジッターを低減する「iPurifier SPDIF2」も発売

iFi audio、高品位パーツで回路をグレードアップしたフォノアンプ「micro iPhono3 BL」

公開日 2020/09/16 11:41 編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱う英iFi audioブランドから、MC/MMフォノイコライザーアンプ「micro iPhono3 BL」、およびS/PDIF出力のジッターを低減するアクセサリー「iPurifier SPDIF2」を9月18日より発売する。

●「micro iPhono3 BL」:138,000円(税抜)
●「iPurifier SPDIF2」:26,000円(税抜)

「micro iPhono3 BL」

「iPurifier SPDIF2」

micro iPhono3 BLは、従来モデル「micro iPhono2」の特徴である小型筐体、複数用意された負荷抵抗/負荷容量/EQカーブ設定を引き継ぎつつ、高品位なオーディオグレードパーツで回路をアップグレードしたモデル。

従来モデルの特徴を引き継ぎつつ、高品位な部品により内部回路をアップグレード

同社の独自技術である、独自真空管回路の魅力的な音の鍵となる特性を超低歪みで維持しながら獲得するソリッドステート回路「Class A TubeState」、ダイレクト・カップリング方式をDCサーボなしに実現する「Direct Drive Servoless」を採用。音の明瞭さ/精確さ/透明性において、聴いてはっきりわかる違いを生んだとしている。

MCカートリッジ負荷抵抗は 22/33/75/100/250/330/1k/47kΩの8段階、MMカートリッジ負荷容量は100p/200p/300p/400p/500pfの5段階で設定可能。EQカーブはRIAA/Columbia/DECCA=FFRR/eRIAA/IEC(RIAA-IEC)/eRIAA+IECの6種類に対応する。

負荷抵抗/負荷容量/EQカーブの設定を複数用意し、機器やレコード合わせて最適化できる

周波数特性は10Hz〜100KHz (±0.3dB)/20Hz〜20kHz (±0.2dB)。ダイナミックレンジはMM (36dB):>108dB (A-weighted)、MC (60dB): >106dB (A-weighted)。オーバーロードマージンはMM (36dB):>26dB (re. 5mV, @1% THD)/MC(60dB):>22dB(re 0.5mV, @ 1% THD)。クロストークは-71dB以下(1KHz)。全高調波歪は0.005%以下。

外形寸法は158W×58H×28Dmm、質量は265g。

iPurifier SPDIF2は、S/PDIF接続のジッターを独自技術によって低減し、ノイズの発生や音のクリアネス/パンチの減退を防止するというアクセサリー。同軸デジタル/光デジタル(丸形)端子に対応し、同軸-光デジタル端子変換アダプターとしても機能する。

独自技術により同軸/光デジタルのジッターを低減。端子変換アダプターとしても機能する

ジッターを低減する技術として、入力信号をリクロックする「10MHz Global Master Timing Femto Clock」、ソース機器からのノイズを電気的に分離する「フル・ガルバニック・アイソレーション」、外来ノイズや電磁干渉から受ける影響を抑制する4基の大型タンタル・キャパシターおよびEMI/RFIシールド、クリーンな電力を供給する電源アダプター「iPower」を採用する。

電源供給端子にはUSB Type-Cを採用。入力信号のフォーマットは192kHz/24bitまでのPCM、MQA、DSD/DoP、Dolby Digital、DTSをサポート。外形寸法は76W×19H×20Dmm、質量は56g。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク