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「No5000」シリーズ第二弾

Mark Levinson、ネットワーク再生対応SACDプレーヤー「No5101」。約60万円、2020年初旬発売

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編集部:押野 由宇
2019年11月21日
ハーマンインターナショナルは、Mark Levinson(マークレビンソン)のネットワーク対応SACDプレーヤー「No5101」を、2020年初旬より発売する。価格は600,000円(税抜)。

「No5101」

先に発表された「No5805」に続く、マークレビンソンのエントリーシリーズ「No5000」の第二弾モデル。「HIGH END MUNICH 2019」にて世界初披露されたモデルの日本発売が正式に決定した格好となる。

マークレビンソンとして「No512」以来のSACD対応プレーヤー。現在はネットワーク対応CDプレーヤー「No519」をラインナップしているが、そこにSACD再生対応の本機が加わることで、ブランドとしてより広いフォーマットへの対応を果たした。なお、「No512」は2,100,000円(税抜)という価格設定だったが、No5101では構造、基板レイアウト、シャーシ設計など合理化を突き詰めることで、クオリティを維持したままコストを削減。今回の販売価格を実現したという。

ディスクファイルはSACD、CD-A、CD-R、CD-Rなど主要なものにすべて対応。ドライブ部は高精度オプチカルピックアップを採用したスロットローディング方式ユニットを搭載。スチール製トッププレートとラバー製ショックマウントにより、回転時の振動を抑えるよう設計している。

ドライブ部

ネットワーク対応では、No5101と同一ネットワーク下にあるNASなどからデジタル音源の再生が行える。ファイルフォーマットはFLAC/WAV/AIFF/OGG(192kHz/24bitまで)、AAC(96kHz/24bitまで)、MP3(320kbps/48kHzまで)、WMA(192kbps/48kHzまで)が再生可能。USB-A端子から、USBメモリなどに保存されたファイルの読み込みも可能。なおMQA再生については、No5805などとの組み合わせが想定される。

DACには上位シリーズ「No500」と同様、ESS Pro Saber 32bit DACを用いた「Mark Levinson Precision Link II DAC」を採用する。独自ジッター低減回路を組み合わせたフルバランス・ディスクリートコンバーターと組み合わせ、デジタルソースのポテンシャルを忠実に引き出すとアピールされる。

デザインは新シリーズながらマークレビンソン歴代モデルの意匠を踏襲。25mm厚のフロントパネルにはガラスディスプレイを埋め込み一体化させている。製品の設計から開発、生産まですべての工程はアメリカ合衆国国内で行われている。

リモコンは「No5805」から採用された新デザインのものを付属。「No5000」シリーズ専用アプリ「5Kontrol App」や「MusicLife APP」などが利用できる。MusicLife APPからは、DEEZERやAMAZON MUSIC HD、Spotifyといった音楽配信サービスの操作が行える。

対応を予定する音楽サービスの一例

デジタル入力端子にRCA同軸×1、EAIJオプティカル×1、デジタル出力端子にRCA同軸×1、EAIJオプティカル×1をそれぞれ装備。アナログ出力端子はRCAとXLRを各1系統備える。外形寸法は440W×126H×465Dmm、質量は11.8kg。

背面部

先述のように、「No5101」は前SACDプレーヤーに対して価格面で大きな差がある。このことについて、同社のトッド・アイケンバウム氏は、アインシュタインの「すべての事物は可能な限りシンプルであるべきだ、しかしシンプルすぎてもいけない」という考えに基づく “Pure Path” 設計思想がもとになっていると説明する。

トッド・アイケンバウム氏

「No5000シリーズは限られた制約の中で、上位のNo500シリーズならばどうあるべきか考えて開発されており、その実現に向けて、No500シリーズよりもシンプルになるように設計した。このシンプルとは簡素化というものではなく、イノベーションをもって、完成形を熟慮した結果だ」(トッド氏)

「No5000」シリーズは技術の洗練によりクオリティを保ったまま低価格化を実現しているとアピール

一例として、この開発工程においてNo5805にはボリューム制御技術として2つの特許を出願中であり、新設計ダイヤモンド出力バッファー回路はすでにアメリカで特許を取得している。技術的な革新が、 “シンプル化” を実現した。

一方で、必要な箇所には高品質なパーツを惜しみなく投入するなど、コストを抑えながらもマークレビンソンとして妥協できないポイントにはこだわった。こうした開発工程や新たな技術は共有され、今後の製品にも活用されていくという。

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