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「TAD-E1TX」をデモ

<HIGH END>TAD、旗艦スピーカー「Reference One」後継機を参考出展。パワーアンプ「M600」後継も

編集部:小澤貴信
2019年05月10日
世界最大規模のハイエンドオーディオ見本市「HIGH END MUNICH 2019」が現地時間9日(水)にミュンヘンで開幕。TAD(テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ)は、フラグシップとなるスピーカーシステム「TAD Reference One(TAD-R1MK2)」の後継モデルを参考出展した。

「TAD Reference One」/「M600」の後継モデルが参考出展

昨年11月に開催されたTIASに続いての参考出展となり、今回も音を出してのデモはなく展示のみだったが、今回出展されたモデルは、ほぼマスプロダクトに近いものだという。

「TAD Reference One(TAD-R1)」は、TADのフラグシップモデルとして2007年4月に発売。2012年10月には、TAD-R1の後継機としてウーファーにTLCC振動板を新採用したTAD-R1MK2が発売。今回披露されたのは、このTAD-R1MK2の後継機となる。

レッドモデルは従来から継承

従来とは異なる新カラーもラインナップ予定

なお、発売日や価格については現時点では発表しないとのことだったが、現時点での完成度も踏まえると、2019年の夏頃までの登場が期待できそうだ。

従来からの変更点についても、いくつか取材することができた。ユニット構成は従来と同様。外観についてもほぼ従来と同じ(フロントバッフルの形状および頭頂部のラウンド具合は若干変わっている)だが、エンクロージャー内部の組み構造を「ドラスティックに変更した」(本機の設計に携わる同社 武田晴樹氏)とのこと。これにより、従来モデルのサウンド傾向を継承しつつも、音質面での大きな進化を実現したという。

フロントバッフルおよび頭頂部の形状が若干従来と異なる

他にも、ウーファーのボイスコイル、ネットワーク回路などにも手が入れられたとのこと。TADを象徴する技術といえる同軸ユニット“CSTドライバー”については、従来機からそのまま継承されている。

カラーは従来の赤に加えて、もう1色(黒っぽい緑と言えばいいのだろうか、光の当たり具合で印象がかなり変わる)も展示された。いずれのカラーについても正式な名称は発表時にアナウンスされる。

エンクロージャー表面の突き板仕上げには、天然木の「ポメラサペリ」を従来から引き続き用いている。このポメラサペリに塗装を施すと、ポメラサペリのそもそもの色と木目によって、写真のような独特の色味と模様が出てくるのだという。

両モデルの仕上げの見本。突き板の模様が活かされている

独特の模様と色合いは光の当たり方によって変化して見える

実は今回、開発中なのでオフレコでということだったが、本機の内容について他にも多くの話を聞くことができた。武田氏は「外観の変化以上に音が進化している」と語っていたが、それにも頷ける内容だった。続報を期待したい。

同社のモノラル・パワーアンプ「TAD-M600」(2009年10月発売)の後継機も参考展示されていた。こちらはまだ初期のプロトタイプであり、価格や発売時期は未定とのことだ。

M600の後継モデルも参考出展

同社ブースで主にデモンストレーションが行われていたのが、昨年11月発売のフロア型スピーカー最新モデル「TAD-E1TX」、昨年9月発売のクラスD・ステレオパワーアンプ「TAD-M1000」だ。両モデルとも昨年のHIGH ENDで試作機が参考出展された後に正式発表されたモデルのため、製品版がHIGH ENDに登場するのは今回が初となった。

ブースでは「TAD-E1TX」を中心にデモ

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