国際ホテルショーでコラボ商品を参考展示

ティアック「WS-A70」が切り拓くオーディオの新境地。高級ドレッサーとの融合や“和創匠”監修モデルを披露

公開日 2019/02/22 12:36 Senka21編集部・竹内純
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ティアックは、東京ビッグサイトで開催されている最新のホテル向け設備や機器、サービスを紹介する国内最大の商談専門展示会「第47回 国際ホテル・レストラン・ショー」において、大和ハウスグループのデザインアーク、および、アーキテクト・ケイのブースで、同社ネットワークオーディオシステム「WS-A70」を用いた両社とのコラボレーション展示を展開した。

デザインアークのブースにお目見えしたのは、「WS-A70」を融合したコラボレーション家具の高級ドレッサー。同社ブースでは「もっと自由に、そして刺激的に」をテーマに、国内外の常識の枠を超えたデザイン性や機能性に優れた家具や内装材などのオリジナルブランド「CORE CONCEPTION hotel field」を紹介。国内生産にもこだわった日本の職人技術を生かす繊細かつハイクオリティな製品の数々で、今回は「音と香り」を切り口にして、ホテル利用客の満足度を高める一歩踏み込んだ付加価値を提案。その音の部分をティアックが担った。

日本の職人技術を生かす繊細かつハイクオリティな製品を提供するデザインアークのブースに展示された、ティアック「WS-A70」を組み込んだコラボレーション家具のドレッサー

WS-A70が組み込まれた高級感漂うドレッサーは、右側にロータリーノブと中央部の有機ELディスプレイを備えたユニークな操作部、正面のミラーを囲む両サイドの装飾されたボードの奥にスピーカーを配置。WS-A70の本体は上部右側の扉内に納められている。

WS-A70ならではの容易な操作性も重要なポイント。ボリュームと4つのボタンですべての操作ができる。スピーカーの存在も感じさせない

ティアック株式会社音響機器事業部・加藤丈和氏は「家具屋がスピーカーまで作ってしまう例も見受けられますが、単に音が出ればいい、スピーカーを目立たなく埋め込めばいいというわけではないと思います。そこに価値を提供できるのがオーディオメーカーです」と訴える。

ティアック(株)音響機器事業部・加藤丈和氏(写真右)と同マーケティング本部・寺井翔太氏

展示された共同開発のコラボ家具は、アイデアを形にするまでにおよそ半年。出展までの限られた短い時間となったが、「これをベースにして、さらに突き詰めていきます。ホテルのスイートルーム、あるいは結婚式場の花嫁のドレスルームなど、心地よいBGMが張り詰めた緊張感を解きほぐします。自然に溶け込むオーディオだからこそ、音のリラクゼーションを提供できるのではないでしょうか」と力を込めた。

一方、アーキテクト・ケイのブースには、同社の和創匠である松葉啓氏監修による「WS-A70」の特別仕様モデル「弦」を展示。旅館建築設計及び旅館再生を軸とした商業施設の和空間プロデュースに携わるアーキテクト・ケイは、 “和心”で差別化されたお客様の心に深く刻み込む空間を40年以上にわたり描き続ける。その秀でた技量がWS-A70のデザインとして融合。「極上の音に触れる〜和のくつろぎの時間と空間は、上質な音でさらに昇華する。〜」と謳われた。

アーキテクト・ケイのブースで存在感を放つ「WS-A70」の特別仕様モデル「弦」。和の装飾が施され、価格をつければ40万円以上になるのではないかという

アーキテクト・ケイは、旅館やホテルを軸とした和専門設計に携わること35年。個性的なデザインで「美しい日本文化」を体現する

オーディオシステムとの出会いの場がいつしか限られ、一握りの人の趣味の世界になりつつある中、オーディオシステムが奏でる音楽の魅力を、一人でも多くの人に伝えるための“気づき”や“出会い”の提供に力を入れるティアック。BtoBをはじめとする新展開で拡がるオーディオがもたらす新たな世界や可能性。その取り組みに注目したい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE