3会場で公演

太鼓芸能集団・鼓童の「巡-MEGURU-」ツアー、東京公演を12月23日まで開催

2018/12/14 季刊Net Audio編集部
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佐渡を拠点とし、国際的に新しい舞台表現を作り出している太鼓芸能集団・鼓童が、2018年11月3日の香川県での公演を皮切りに、「巡ーMEGURUー」全国ツアーを繰り広げている。

「巡ーMEGURUー」公演の様子

鼓童は太鼓を中心とする日本の伝統音楽伝統を、現代へ再創造することを熱心に取り組んでいるアーティスト集団。デビューは1981年で50もの国と地域で6,000回を超える公演を行ってきた。



坂東玉三郎との共演や、初音ミクとのスペシャルライブなど、様々なコラボレーションを繰り広げてきたのも鼓童の独自路線である。

この度の「巡ーMEGURUー」は、これまでにない試みとして、住吉佑太氏が初演出したもの。住吉氏が生まれ育った香川に伝わる獅子舞や、徳島の阿波踊り、栃木や群馬に伝わる八木節や、岩手に伝わる鬼剣舞や獅子躍の唄の一節、佐渡の鬼太鼓や島根の石見神楽など郷土芸能をさりげなく織り込み、再創造している。他にも鼓童が長年演奏してきた「三宅」をさらに昇華させた曲、西洋音楽的なアプローチによる即興などを盛り込み、音楽的に大きく “振り幅” を持たせたものとなっている。

「舞台へ太鼓をあげて、お客さまからお金をいただいて、パフォーミングアートとして演じる文化というものは、実はこの50年くらいしかありません。まだまだこれからの可能性があるジャンルだと思っています」という住吉氏(Net Audio31号インタビューより)。

残る同公演は次の通り。チケットは下記の「巡ーMEGURUー」公演スケジュールページより入手できる。

興味のある方はぜひ、鼓童の素晴らしいパフォーマンスを堪能していただきたい。インタビューは2018年7月19日に発売されたNet Audio31号に掲載されている。

【鼓童「巡ーMEGURUー」ツアー】
12.15(土)東京都調布市 調布市グリーンホール
12.16(日)東京都福生市 福生市民会館 大ホール(もくせいホール)
12.19(水) 〜12.23(日)東京都文京区 文京シビックホール大ホール

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