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音質調整機構を大幅見直し

フェーズメーション、パッシブアッテネーター式プリアンプ「CM-2000」。バランス入出力に対応

編集部:小澤貴信
2018年12月13日
フェーズメーションは、パッシブアッテネーター式プリアンプ「CM-2000」を発売した。価格は1,500,000円(税抜)。

CM-2000

アクティブ回路を内蔵しない、パッシブアッテネーターで音量コントロールを行うプリアンプ。2011年に発売された「CM-1000」(生産完了)に続くモデルで、CM-1000で採用した音量調整回路やパーツの見直しを図ることでさらに音質を高めたとする。また、新たにバランス入出力も搭載した。

入力端子はアンバランス(RCA)3系統、バランス(XLR)3系統を用意。出力端子にはアンバランス/バランスを各2系統備える。

背面端子部

音量調整機構にはセイデン製46接点大型ロータリースイッチを採用。0dBから-34dBまでは1dBステップ刻みの音量調整が可能となる。

新規開発した高性能コア材、および巻き線材料を採用したことも特徴。従来から使用していた0.2mm厚のパーマロイ材を見直して、新たに「極薄スーパーマロイ材」を開発して採用した。また、巻き線材料も従来の高純度銅線から、オーディオ用線材 PC-Triple Cのポリウレタン線を特注。大型のコア形状と合わせて優れた特性を実現、高い低域リニアリティと繊細で伸びやかな高域再現を可能にしたとする。

バランス対応するために、最適な巻線仕様も新たに開発。アッテネータートランス巻線仕様を一から見直し、バランス接続のHot側とCold側の2つのATT用巻き線を1個のトランスに巻いた、バランス用ATT トランスを開発した。さらに2個のATT巻き線があることを利用して、アンバランス入力に対してもCold側信号をトランス内部で生成して、完全なバランス出力対応が可能になったとする。また、2個のバランス対応巻き線により高い同相除去比(CMRR)が得られたと紹介している。

バランス対応の音量調整回路用トランスが片ch1個で構成できたことは、広帯域で優れた周波数特性と位相特性の実現に寄与するとのこと。可聴帯域内の位相歪を減少させ、鮮度が高く、より明確な音像定位を実現したとしている。

外部誘導ハム対策として、2mm厚鋼鈑に銅メッキを施したシャーシベースと、誘導ハムシールドを配したケースカバーを採用。さらにトランス付近に配置された磁気シールド材によって2重構造としている。ATTトランスはハイダンピング・ラバー材で本体からフローティングして、外部振動の伝播を防いでいる。

フロントパネルは、同社のプリアンプ「CA-1000」と同等の20mm厚スラントアルミパネルを採用。筐体下にはウォールナット材ベースを追加し、異種素材を組み合わたことによる効果的な不要振動排除を狙っている。入出力端子にはFURUTECH社製のロジウムメッキ端子を採用。フットはTAOC 社製ハイカーボン鋳鉄インシュレーターを用いている。

入力インピーダンスは47kΩ以上、チャンネルセパレーションは100dB以上(20〜20kHz)、周波数特性は10〜100KHz(+0dB,-3dB)、出力インピーダンス 250Ω以下、外形寸法は434W×117H×289Dmm、質量は10kg。

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