筐体にもさらなる制振対策を施す

アイ・オー、オーディオNAS「Soundgenic」の上位モデル。3TB HDD搭載、約5.5万円

2018/06/20 編集部:小澤貴信
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アイ・オー・データ機器は、I-O DATAブランドのUSB-DAC接続対応オーディオNAS「Soundgenic」のハイグレードモデルとして、3TB HDDを内蔵した「HDL-RA3HG」を6月末より出荷開始する。価格はオープンだが、54,800円前後での実売が想定される。

「HDL-RA3HG」

Soundgenicは価格を抑えつつ、同社のハイエンドブランド fidataのネットワークオーディオサーバーと同等のソフトウェアや機能を備えたオーディオ用NAS(関連ニュース)。HDL-RA3HGはそのハイグレードモデルという位置付けで、先日公開されたOTOTEN 2018でも参考出展されていた(関連ニュース)。

なお、これまでのラインナップは2TB HDDを搭載した標準モデル(HDL-RA2HF)と、1TB SSDを搭載したオーディオ専門店向けモデル(RAHS-S1)。ここに3TB HDDの「HDL-RA3HG」が加わる。

HDL-RA3HGは従来のSoundgenicからハードウェア面での改良も実施。高い制振性を実現した「WD社製 WD AV-GP」のカスタム仕様HDD(容量3TB)を搭載した。なお、このHDDはfidataのネットワークオーディオサーバーでも採用されている(fidataは2TB HDDを搭載)。また、樹脂筺体にもさらなる制振対策を施したとのことだ。

背面端子部

同社のオーディオブランド「fidata」で培ったソフトウェア技術を継承。USB-DACと接続することでネットワークオーディオプレーヤーとしても利用できる。また、コントロールアプリ「fidata Music App」にも対応する。

このネットワークプレーヤー機能については、オーディオ用途で定評あるOpenHomeに対応。また、fidataと同じくCDリッピング機能、CDトランスポート機能、ハイレゾ自動ダウンロード機能などにも対応。この点は従来のSoundgenicと同様で、PCレスで音楽再生が楽しめる。

機能面については、このハイグレードモデル限定の機能として「Wake On LAN」をサポート。fidata Music Appから本体の電源のオン/オフが行える。

それ以外の機能は従来機と同様で、USB-DAC出力については最大768kHz/32bit PCM(wav、aiffのみ)や11.2MHz DSDに対応する。

対応ファイル形式はwav、mp3、wma、m4a、m4b、ogg、flac、aac、mp2、ac3、mpa、aif、aiff、dff、dsfとなる。

LANポートを1系統、USBポートは2系統(USB3.0×1、USB2.0×1)を搭載。ACアダプター、電源ケーブル、LANケーブル、ケーブルフックが同梱される。

消費電力は8.9W(平均)、28W(最大)。外形寸法は68W×43H×134Dmm、質量は約1.3kg。

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