流体力学を駆使した設計

ルーメンホワイト、独自リアポートで低域調整ができる新スピーカー「Kyara」。650万円/ペア

2017/09/28 編集部:成藤正宣
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アクシスは、オーストリアのスピーカーブランド lumenwhite(ルーメンホワイト)のフロア型スピーカー「Kyara(キアラ)」を10月から発売する。価格は6,500,000円/ペア(税抜)。

Kyara

ルーメンホワイトはオーストリア・ウィーンのハイエンドスピーカー・メーカー。2010年にいったんスピーカー生産を中断していたが、2015年に再開。同時に創立15周年を記念した「white light anniversary」を発売していた(関連ニュース)。

「Kyara」は内部に吸音材を使用しない、流線型のキャビネットが特徴のフロア型スピーカー。サイズはwhite light anniversaryより一回り小さい。

最新の流体力学とエアープレッシャー・ダイナミックス・モデリング解析を駆使して設計が行われている。密度の異なる楽器グレードの木材を幾重にも堆積させて製造され、単一素材では得られない自然な音響バランスを実現したとしている。

独特のリアポートを搭載する

キャビネット背面には独自技術によるポートを配置。低域を26Hzと30Hzの2通りで切り替えて調整できる、エアーフローダンピング(リアポート開口調整)機能を搭載する。

ドライバーは1インチ・セラミックドーム・トゥイーター、5インチ・セラミック・スコーカーと、6.7インチ・アルミハニカム/セラミックをサンドイッチ構造にしたコンポジット・ウーファーを搭載。トゥイーター1基、スコーカー1基、ウーファーは3基の3ウェイ5ドライバー構成となっている。いずれのドライバーも、最新技術の「cellテクノロジー」を採用しており、広帯域特性と超低歪率を備えているとする。

クロスオーバーネットワークは自然な繋がりと正確な位相を得るため、それぞれの帯域で1次(-6dbスロープ)ネットワークを採用。パーツは品質に定評のあるムンドルフ製を使用し、3ウェイ5ドライバーとしては非常に少ない点数で構成する。中高域の主要なインダクターには超幅広の銅箔を巻き重ねた特製品を、ウーファーのローパスには極太銅線の巨大な空芯コイルを搭載している。

再生周波数帯域は26〜40kHz / -3dB、インピーダンスは5Ω。感度は89dB。推奨アンプ出力は20〜200W。外形寸法は300W×1190H×600Dmm、質量60kg。

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドLUMENWHITE
  • 型番Kyara
  • 発売日2017年10月
  • 価格¥6,500,000(税抜)
【SPEC】再生周波数帯域:26〜40kHz / -3dB ●インピーダンス:
5Ω ●感度:89dB ●推奨アンプ出力:20〜200W ●外形寸法:30W×119H×60Dcm ●質量:60kg。