機能追加のファームウェアアップデートも

GRACE design「m905」に、フォノ入力対応のオプションカードが追加

公開日 2017/06/05 16:08 編集部:押野 由宇
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アンブレラカンパニーは、同社が取り扱うGRACE designのモニター・コントローラー/DAC/ヘッドホンアンプ「m905」のオプションとして、フォノ入力機能を追加する「Phono Preamp Option」を発売する。価格は32,000円(税抜)。

m905

Phono Preamp Optionは、m905のアナログRCA入力に、アナログプレーヤーを接続可能とするオプションカード。Phonoモジュールのための専用ローノイズ電源レギュレータを装備し、RIAA EQの精度を0.2dB 20Hz〜20kHz以内を実現している。

MC/MMに両対応し、ゲインはMMで40dB、MCで60dB。入力負荷インピーダンスは47kΩ(MM)、100Ω(MC)、可変0〜500Ω(MC)。内部ジャンパーにより、使用するカートリッジタイプに最適なロードインピーダンスを調整できる。

そのほか、内部ジャンパーで低域カットのサブソニックフィルターの有効/無効の設定、内部トリマーで好みの音質のインピーダンスに設定することも可能となっている。

信号経路に電解コンデンサを使用せず、モードでのラインレベル切り替えには密閉金接点バイパスリレーを採用。また、より低いノイズ特性、高い安定性のため0.5%の精密金属薄膜抵抗器を採用している。

オプションカードの追加は、すでにm905を購入したユーザーであれば、本体をアンブレラカンパニーに送ることで対応。アンブレラカンパニーへの送料のみ自己負担で、作業費用や返送費は発生しない。オプションカードの取り寄せには2週間程度、そこから作業は1週間程度が見込まれる。購入前に問い合わせることでスケジュール調整が可能とのこと。新規の場合はインストールされた状態で購入できる。

また同社では、m905のファームウェアアップデートの実施もアナウンス。デジタル入力を持つスピーカーのためのボリュームコントロール機能、ヘッドホンとスピーカーを切り替えて出力できるヘッドホンのミュート/ディマーコントロール機能、ヘッドホンゲイン±20dBの範囲を0.5dBステップで設定できるヘッドホンレベル・オフセット機能が追加された。

【問い合わせ先】
アンブレラカンパニー
TEL/042-519-6855

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