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デジタルオーディオ系の新製品情報をまとめてお届け

<HIGH END>リンデマンやCocktail Audioなど、RoonReady機が多数/constellation audioも一体型オーディオ

編集部:小澤貴信
2017年05月23日
現地時間21日に閉幕した独ミュンヘン「HIGH END 2017」。本記事では、HIGH ENDに出展された各ブースの中から、デジタルオーディオ関連の新製品情報を中心にお届けしたい。

LINDEMANN

リンデマンは、RoonReady対応のネットワークトランスポート「Limetree bridge」を参考出展した。1.2GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載し、384kHz/32bit PCMおよび11.2MHz DSDの再生に対応。低ノイズ/低ジッターもアピールする。音質に注力するためにあえてWi-Fiを非搭載として、ソフトウェアもオーディオ関連のものに絞り込んだという。

ネットワークブリッジ「Limetree bridge」

この手の製品としては機能を絞った感のある背面端子部


LUMIN

こちらの記事でもお伝えしたとおり、LUMINはHIGH ENDのブースにて、同社ネットワークプレーヤーのMQA対応が6月実施予定の次回ファームウェアアップデートで実現することをアナウンスした。ブースでは実際にMQA再生のデモを実施。また、ネットワークトランスポート「U1」の11.2MHz DSD対応についても改めてアピールしていた。

LUMINのブース

S1でMQAの再生をデモ


SOtM

SOtMは、OpenHomeやRoonReadyに対応したネットワークトランスポート「sMS-200」の上位モデル「sMS-200Ultra」を発表した。本機はより強固かつ大型化した筐体に、sMS-200相当のトンランスポートと同社のクロックモジュール「sCLK-EX」を納めて音質を強化したモデルとなる。

「sMS-200Ultra」(手前)と「tX-USBUltra」(奥)

同筐体モデルとして、sCLK-EXを搭載したUSBオーディオコンディショナー「tX-USBUltra」、DCパワーサプライ「sPS-500」もラインナップされる。


スフォルツァート/アイ・オー・データ

スフォルツァートは、ES9028PROをデュアル搭載したネットワークプレーヤー「DSP-Vela」(現地型番:DSP-010EX)、マスタークロック「PMC-Circinus」(現地型番:PMC-010EX)をデモ。また最新モデルとして、DSP-03の後継となるネットワークプレーヤー「DSP-Dorado」(現地型番:DSP-030EX)を参考出展した。本機は「DSP-Vela」と同様にES9038PROをデュアル搭載するが、電源部はより小型化され、I/V変換を行うICも別のものが用いられている。こちらはオプションでUSB-DACも搭載できる予定だという。

「DSP-Dorado」(現地型番:DSP-030EX)

「DSP-Vela」(上段・中段)と「PMC-Circinus」(下段)

アイ・オー・データ機器は、fidataブランドのネットワークオーディオサーバーのインターナショナルモデル「HFAS1-XS20U」「HFAS1-S10U」を出展した。いずれも電源が海外仕様となる。昨年欧州へ投入されたHFAS1-S10Uに続き、最上位モデルとしてHFAS1-XS20Uも新たにラインナップされたかたちだ。ブースでは、スフォルツァートのプレーヤーと組み合わせてそのサウンドをアピールしていた。

fidataは「HFAS1-X」シリーズをデモ


constellation audio

オーディオ界の名だたる技術者が参加した“ドリームチーム”が手がけるハイエンド・オーディオブランド constellation audio。今回のHIGH ENDで彼らが披露したのはなんと一体型オーディオシステムで、その名は「LEO」だ。3ウェイによるステレオスピーカー、560WのクラスDアンプを内蔵し、RoonReadyやAirPlay、Bluetooth、Cromecastなどに対応する。MM/MCフォノ入力、アナログ/デジタル入力も搭載予定だという。2台をペアリングしてのステレオ再生も可能だ。

「LEO」

価格は5,000ユーロ程度を予定しており、2017年第4四半期の発売を目指しているという。なお出展されたのはプロトタイプで、仕様などは変更の可能性がある。

今回のHIGH ENDで発表されたTechnics「OTTAVA f」(関連ニュース)、先日日本でも発表されたSonus Faber「SF16」(関連ニュース)などハイエンドブランドによる高級価格帯の一体型オーディオシステムの登場が続いている。その背景には、2014年に登場したnaim audioの一体型オーディオシステム「Mu-so」(関連ニュース)が欧州で一定の成功を収めたことが背景にあるのではと分析する関係者もいた。


Cocktail Audio

ミュージックサーバーの先駆け的ブランドのひとつであるCocktail Audioは、USB-DACを内蔵したコンパクトなネットワークプレーヤー「N15」を出展した。価格は650ユーロとなる。

「N15D」

本機はUPnPによるネットワーク再生に加えて、RoonReady、AirPlayにも対応。Spotify、TIDAL、Qobuzなどのストリーミングサービスの再生も行える。PCMは192kHz/24bit、DSDは11.2MHzまで対応。DACはES9018K2Mを搭載する。

一方でストレージ用デッキも備えており、2.5インチHDD/SSDの追加も可能。外付けHDDの装着も可能で、本機をサーバーとして用いることもできる。なお、Cocktail Audioの製品では、フルサイズのアンプ内蔵ミュージックサーバー「X35」もRoonReadyに対応するという。


AURALiC

先進的なデジタルオーディオを得意とするAURALiCは、新しい上位シリーズとなる「G2 Series」をHIGH ENDにて世界初公開した。G Seriesはトランスポート「ARIES G2」、アップサンプリングプロセッサー「SIRIUS G2」、D/Aコンバーター「VEGA G2」、クロックジェネレーター「LEO G2」をラインナップする。各モデルはHDMI端子を用いた独自伝送方式「Lightnning Link」に対応し、高速かつ低ノイズ/低ジッターな伝送が可能になるという。今回ブースではトランスポートのARIES G2とDACの「VEGA G2」が用意され、デモンストレーションを行っていた。

「ARIES G2」(上)と「VEGA G2」(下)

AURALiCのブース

ARIES G2はUPnPによるネットワーク再生、外付けUSBドライブ再生、RoonReady、Bluetooth、インターネットラジオ、TIDALやQobuzなどのロスレス音楽ストリーミングまで、多様なソースの再生に対応。コントロールは自社製アプリ「Lightning DS」に加え、Roon Remoteやサードパーティー製のOpenHome対応アプリから行える。出力はUSB、同軸・光デジタル、AES/EBU、Lightnning Linkを用意する。2.5インチのSSD/HDDを搭載して、サーバーとして機能させることも可能。ガルバニックアイソレーションやデュアルフェムトクロックを採用するなど、上位機として音質面でも徹底した配慮を施している。価格は4,199ユーロ。

D/AコンバーターのVEGA G2は、USB、光・同軸、AES/EBUに加えてLightning Link入力にも対応したD/Aコンバーター。USBおよびLightning linkにて最大384kHz/32bit PCM、22.6MHz DSDの再生に対応する。72フェムト・マスタークロックをデュアル搭載した点も特徴。パッシブ方式のボリュームコントロール、ガルバニックアイソレーションも内蔵する。

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