音楽史研究家 郡 修彦氏の自宅で実施

大正末期〜昭和初期の風情の建物で聴く蓄音器、「蓄音器鑑賞会&建物紹介」が開催

2017/03/30 季刊・アナログ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
『季刊analog』誌にて連載『いまこそ甦る SPの真髄』を執筆中の音楽史研究家、郡 修彦氏が自宅「小平新文化住宅」にて実施している「蓄音器鑑賞会&建物紹介」が、好評につき4月も催されることとなった。

調度品にもこだわった室内で蓄音器によるSPレコード再生を味わう。写真右は淺井カヨ氏

東京都小平市内に平成二十八年に完成した郡氏の自宅、和洋折衷住宅「小平新文化住宅」は、大正末期から昭和初期の「洋館附住宅」の風情を、現在の建築法規や限られた条件の中で、どこまで新築で再現ができるのかを追求しているという。

大正末期から昭和初期の風情ある「小平新文化住宅」と郡 修彦氏

本年1月から開催されている「蓄音器鑑賞会&建物紹介」は、「小平新文化住宅」の応接間にて郡氏ならではの解説とともに蓄音器(米国製ビクトローラ4-40を使用)を鑑賞後、建物内部が案内される形となっている。

『季刊analog』誌の最新号vol.55 絶賛発売中 定価1,590円(本体1,472円)

55号に掲載のテーマは、「SP→CD復刻盤制作プロセス〜音源選定と実務作業G」イコライザーカーブと微妙な修正に肝要となる感性

鑑賞会は各日2回、10時の会は昼頃まで、14時の会は夕方頃に終了の予定で、会費制・完全予約制(前日までに)。1回につき定員6名まで、予約多数の場合は先着順とされている。

鑑賞会の案内。郡氏は月1回、武蔵小山のライヴハウス「LiveCafe Again」でも、SP盤鑑賞会「ほのぼのSP講座」を開催している

<小平新文化住宅 蓄音器鑑賞会&建物紹介>
●開催日程:4月3日(月)、8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)、29日(土)、30日(日)
●開催時間:各日とも10:00〜と14:00〜の2回
●使用機材:米国製ビクトローラ4-40
●参加費用:一人1,500円(お茶つき)、未就学児無料、小学生1,000円
●参加方法:希望日時、人数、メールアドレス、参加者全員の氏名を明記のうえ、
以下のメールアドレスへ予約申し込み
info〓mogakyokai.com(〓をアットマークに)
●完全予約制(前日までに)、予約多数の場合は先着順
●講師:郡 修彦 氏(音楽史研究家)、淺井カヨ 氏(日本モダンガール協會代表)
●場所:東京都小平市内
●駐車場はなし(近隣にコインパーキングあり)、自転車置き場はあり
●曲目は流行歌およびクラシックなど
・弦楽合奏小夜曲(モーツァルト)第一楽章 ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、ベルリンフィルハーモニー
・道頓堀(貴志康一)貴志康一指揮、ベルリンフィルハーモニー
・のんきなパパさん バートン・クレーン
・ダイナー ディック・ミネ
・小さな喫茶店 中野忠晴
・上海帰りのリル 津村 謙
ほかさまざまな時代の音を用意

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック