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30日(金)〜2日(日)の3日間開催

「東京インターナショナルオーディオショウ2016」のみどころをIASJ会長・内田眞一氏に聞く

聞き手:季刊・オーディオアクセサリー編集部 浅田陽介
2016年09月29日
最高水準のハイエンドオーディオ機器が一同に介することで世界的にも注目を集める、東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS)。今年で34回目となる同ショウが、明日9月30日(金)から開幕する。

昨年の東京インターナショナルオーディオショウのエントランスの様子

開催にあたり、東京インターナショナルオーディオショウを運営する日本インターナショナル・オーディオ協議会の会長であり、(株)太陽インターナショナルの代表取締役社長である内田眞一氏に、その見どころを伺った。


ーー 今年も東京インターナショナルオーディオショウが開幕になります。世界各国から登場するハイエンド・オーディオ製品が一同に介するショウとしてこれまでも確かな存在感を放ってきましたが、新しい出展者も加わるなど今年も見どころが多そうです。

内田氏 東京インターナショナルオーディオショウを主催する日本インターナショナル・オーディオ協議会は今年、全32社となりました。私達が常に考えていることは、「オーディオの人口をもっと増やしたい、そしてできるだけ多くの人に良いオーディオの音を体験して欲しい」ということです。

そのためにどうするか、日本インターナショナル・オーディオ協議会に参加する企業の皆様と試行錯誤を続けながら、34回目のショウを迎えることになりました。今年はテクニクスが加わり、全32社192ブランドでの展開となります。いま、非常に勢いのあるテクニクスさんが加わったことは心強いことです。

会場となる東京国際フォーラム。オーディオショウとしては世界的にみても有数の理想的な環境を誇る会場となる

ーー そもそも、世界的に見たTIASの特徴とはどのようなものなのでしょうか?

内田氏 私自身もオーディオ機器の輸入を手がけているので、海外のオーディオショウを見る機会も多くあります。少なくとも私が知る限りでは、これだけ良好な環境でハイエンドオーディオを体験できるショウは世界中でもごく少ないと思います。

世界にはInternational CESやMunich HighEnd、Rocky Mountain Audio Festなど様々なショウがありますが、最も大きな違いは会場です。多くの場合、ホテルや大規模な展示会場で行っているのです。

ホテルが会場の場合、廊下の広さやエレベーターの数などには限界があり、東京国際フォーラムのように大勢の人が一度に行き来することにはなかなか適しません。

一方で大規模な展示会場の場合は、そもそも音を出すことを想定した作りになっていないことが多く、デモンストレーション中に隣の部屋の音が入ってきてしまうなど問題があります。

その点、東京国際フォーラムはそれぞれの部屋同士、そして廊下からもしっかりと遮音ができています。D棟については舞台関係に用いる前提とした設計になっています。それぞれの部屋が広すぎず狭すぎず、コンシューマーオーディオに最適な広さと言えます。つまり、来場されたお客様が、ごゆっくりと音楽に浸る環境が用意されているのです。これだけの環境は世界を見渡しても日本だけで、日本インターナショナル・オーディオ協議会としても自慢して良いことなのではと考えています。

昨年の東京インターナショナルオーディオショウの各社ブースの様子

ーー 昨年はアメリカのオーディオ専門ウェブサイト「Absolute Sound」でも、TIASのレビューが掲載されていましたが、やはりまず会場の素晴らしさに触れていました。

内田氏 昨年はAbsolute Sound誌のジョナサン・ヴェイリンさんがいらっしゃってくれて、彼も会場の良さには驚いたようですね。今年は同じAbsolute Sound編集長のロバート・ハーレーさんがいらっしゃるとのことです。おそらく彼もこの環境の良さには驚くのではないでしょうか。

ーー 日本は島国ということもあって、海外のショウと比べると国外からの来場者は少ない印象ですが、今後こうした環境の良さが広まれば、国際的な位置づけはさらに高まりそうですね。

内田氏 ただ、東京国際フォーラムで開催することには弱点もあります。それは出展ブースの数が限られてしまうということです。東京国際フォーラムはホテルなどと比べると部屋の数に限りがあり、現時点ではこれ以上出展社を増やすことができません。

その一方で、TIASは参加企業の皆様の持ち出しで運営しているショウですので、これ以上規模を広げると、最大の魅力である試聴環境のクオリティの高さをコントロールできなくなる可能性があります。現時点では、この規模が適切なのではないか、とも考えています。

ーー 確かに、参加企業、参加ブランドは海外のショウに比べると絞られています。しかし、先ほどのAbsolute Soundのレポートを見ると、およそ1万人近い来場者を引きつけるための製品が“セレクト”されている、という記述も見られました。日本は世界的にみても、音だけではなくモノとしての品質など、様々な面でクオリティに厳しい国と言われています。そう考えると世界で最もコンポーネントの厳選されたオーディオショウとも言えそうですね。

内田氏 そうですね。私達が良いと思っているものをお客様にご紹介しているわけですから(笑)。今年も各社さまざまな新製品が展示されるとのことです。

ーー 今年の見どころはどこにありますか?

内田氏 今年に限った話でもありませんが、私達輸入商社が世界から厳選してきた機器でアナログからハイレゾ、デジタルディスクにいたるまでを存分にお楽しみいただけます。もちろん、いずれもが現代最先端の水準にあるものです。

それから、最終日の10月2日(日)にはコットンクラブで行われるトニー・モナコ、小沼ようすけ、ジーン・ジャクソンといったトップクラスのプレイヤーによるオルガン・ジャズ・トリオのライヴへ180名の方をご招待いたします。こちらは特設コーナーを2日の14時から設けて、先着で招待状をお渡しいたします。

加えて、Absolute Sound誌の「The Abusolute Sound's illustrated History of high-End Audio」のVol.1、Vol.2を販売します。ロバート・ハーレーさんとジョナサン・ヴェイリンさんのサイン会も9月30日、10月1日の両日14:00〜15:00の間で行う予定です。

音楽を軸に充実した3日間となる予定ですので、ぜひお気軽にお越しいただければ幸いです。

ーー 本日はありがとうございました。

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