さらなる配信会社拡大も示唆

ワーナーミュージック楽曲がMQAで配信。長期ライセンス契約を締結

公開日 2016/05/07 10:31 編集部:風間雄介
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Warner Music Group (ワーナー) は、独HIGH ENDの開催に合わせ、MQAと長期間のライセンス契約を締結したと発表した。MQAとメジャー音楽レーベルが契約を交わすのは今回が初めて。

今回の契約により、ワーナーが持つ多彩なアーティストや楽曲カタログを、MQA配信会社を通して、スタジオマスタークオリティーで届けることが可能になると両社では説明している。

MQAは現在、国内ではe-Onkyoがダウンロードでの提供を開始している(レビュー記事はこちら)。海外では7digitalや2L、Technics Tracksなどが楽曲配信をスタートさせている。

さらに、今後数ヶ月でMQAは、ストリーミングを含むより多くのプラットフォームで展開されると両社は述べている。

MQAのボブ・スチュアート氏は「このコラボレーションはMQAと音楽ファンにとって大きな一歩になる」とコメント。またワーナーのAtlantic Records部門 会長 兼 CEOのCraig Kallman氏は、「デジタルミュージックは、これまではもっぱら利便性のために使われていたが、音質という面ではプアだった。MQAはハイレゾ音源をかんたんにストリーミングやダウンロードできる。音楽ファンが聴けばきっと好きになるはずだ」と述べている。

独HIGH ENDでは、MQA対応機器も数多く発表された。独BrinkmannはMQA対応のNyquist DACを発表したほか、Mytekはすでに発表済みのManhattanを展示。さらに、Bluesoundのワイヤレスマルチルームプレーヤーも6月1日にファームウェアアップデートでMQAに対応する。

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