音茶楽から「ちょんまげ1号&2号」登場

【ヘッドホン祭】ファイナルから63万円の上位ヘッドホン「SONOROUS X」/OPPOは“4極GND分離出力”体験デモ

2015/05/16 編集部:杉浦 みな子
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フジヤエービック主催のヘッドホン/イヤホン関連イベント「春のヘッドフォン祭 2015」が東京・中野サンプラザにて開催されている。本記事では、ファイナルオーディオデザイン、OPPO、ハーマンインターナショナル、音茶楽/茶楽音人の出展内容をレポートする。

■ファイナルオーディオデザイン

ファイナルオーディオデザインは、同社ヘッドホン製品の新たな最上位ラインに位置づけられる“SONOROUS”シリーズを初公開している。63万円の「SONOROUS X」と、38万8千円の「SONOROUS VIII」の2機種をラインナップ。いずれも7月中〜下旬に発売を予定している。なお、これまでの上位ラインであった“PANDORA”シリーズが、この“SONOROUS”シリーズに順次置き換わる形となる。

SONOROUS X

SONOROUS VIII

SONOROUS Xは、ステンレスとアルミから製造した筐体だけでなく、内部ユニットにも金属を使用している最上位モデル。フロントプレート一体型のアルミ切削ハウジングに、チタン振動板を採用した50mmドライバーを搭載する。ロック機能付きの着脱式ケーブルも付属する。本体質量は630g。

フロントプレート一体型のアルミ切削ハウジング

SONOROUS VIIIは、アルミ切削ハウジングにチタン振動板を採用する50mmドライバーを搭載する。フロントプレートは一体型ではない。また、上位機種の筐体がオールメタルであったのに対し、本機はハウジングを硬質ABS製筐体のシボ塗装仕上げとしている。本体質量は490g。


■OPPO

OPPOは、同社の最新ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」とヘッドホン「PM-3」をメインにアピール。HA-2は、軽量・薄型デザインが目をひくOPPO初のポタアン。PM-3は、ポータブル型ヘッドホンでありながら平面磁界駆動方式を採用したモデル。今回のイベントにおける同社ブースでは、同2機種を組み合わせた「4極グラウンド分離出力」の体験デモをメインにアピールしている。

「HA-2」と「PM-3」を使った4極グラウンド分離出力の体験デモ

HA-2のスリムさもアピール

なお、以前に本サイトでも、ライター・山本敦氏が同2機種を組み合わせて4極グランド分離出力を試した。こちらのレビューもぜひ参考されたい(関連記事)。


■ハーマンインターナショナル

ハーマンインターナショナルは、同社が取り扱うAKG、AKG PRO、JBL、yurbudsの製品を一挙に展示。

ハーマンブースの様子


AKG、AKG PRO、JBL、yurbudsの製品を一挙に展示している
ヘッドホン/イヤホン製品のほか、DAC搭載プレーヤーとポタアンをアナログ接続する需要が増えてきた現状に応えるラインナップとして、Crystal Cableのアナログ接続ケーブルもアピールしていた。

Crystal Cableのアナログ接続ケーブル


■音茶楽/茶楽音人

音茶楽のブースでは、今回のイベントに向け、わざわざ店舗を休みにまでして仕上げたという新イヤホン試作機「ちょんまげ1号」「ちょんまげ2号」を参考出展している。内部にダイナミック型ユニットを使用するモデルで、音漏れ特性・遮音性を大幅に改善し、地下鉄などの騒がしい環境でも音楽を聴きやすくしていることが特徴だという。

「ちょんまげ1号」「ちょんまげ2号」(外観は共通)

なお1号と2号の違いについては、内部に搭載する特許出願中の独自技術の仕様を変えている部分とのことで、これによって異なる音質傾向にしているという。

今回のイベントでは試聴デモを行っており、来場者からのフィードバックを製品化に活かしていくとのこと。ブース内では、本機を試聴の上、簡単なアンケートに答えるとSpinFi4個入りがもらえるキャンペーンも行っている。

一方、茶楽音人のブースでは、昨日発表されたばかりの新イヤホン「Donguri-鐘(SYOU) HAGANE ver.」の実機を公開している。6月26日に発売予定で、予想実売価格は25,380円前後。

姉妹ブランドである茶楽音人のブースでは、「Donguri-鐘(SYOU) HAGANE ver.」を公開

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