新ウェブサイトを本格運用開始

匠の手作業によるアルミ精密工作工房「谷内オーディオキャビネット」の技を知る

2015/04/09 季刊アナログ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
谷内オーディオキャビネットは、かつて大手電機メーカーに勤務し長年にわたって金属加工の経験とノウハウを積んだ、代表の谷内清七さん(金属加工の特級技能の資格者)によるオーダーメイドによるアルミキャビネットの専門メーカー。得意とするアルミを中心とした高度な金属加工技術を生かし、工作用フライス盤および旋盤などの加工機器群を揃えて、さまざまなアルミ製キャビネットのスピーカーシステムやスタンド、さらにラックやシャーシなどを、1台1台ていねいに手作りで設計・製造販売する手作り工房を運営されている。


谷内オーディオキャビネットの新ウェブサイト
同工房では以下の製作品目を中心にオーダーメイドを行うほか、足利のオーディオショップ、エレックスにて加工済み製品の販売が行われている。また、昨秋より新ウェブサイトを立ち上げており、このほどさまざまな製作例や製作工程、工作機械の紹介も含めて本格運用が開始されているので、ぜひとも同サイトを下記リンクよりご覧いただきたい。(『季刊analog vol.46』 にて訪問記事を掲載)

アルミは音の伝達速度が速く、オーディオ用加工部材としても優れているという。ハイエンドスピーカーブランドのMAGICO(マジコ)などでもキャビネットに採用され、脚光を浴びている。アルミ製エンクロージャーには、お好みのスピーカーユニットで自由設計することで、ウッド製とは違ったクリアな音で趣きのある世界を創出できるという。「最良の状態で再生する装置作り」をモットーに、手持ちのスピーカーユニットなどに合わせた、世界に一台のスピーカーエンクロージャーやスピーカースタンドのオーダーメイドにも対応している。

谷内オーディオキャビネットの試聴室。さまざまなアルミ製スピーカーボックス類のほか、堅牢なアルミ製オーディオラックなども製作できる(『季刊analog vol.46』より)

鏡面処理の標準モデルとして製作されたスピーカーエンクロージャー製品群

製作例としては、アルミ製エンクロージャーおよび専用台、アンプ・アッテネーター用ボディ、電源ボックス、オーディオラックの設計・製作(希望する規模、形状、デザインのもので、本体のみや専用台のみの注文製作も可能)など。


たいへん明るい性格の谷内清七さん。アナログを愛しつつ、データ再生もこなす(『季刊analog vol.46』より)

アルミ材S5052をフライス盤で削り出し加工した、ドライバーおよびトゥイーター置き台(サイズ:100×100×35mm)。V字カット型のため、トゥイーターやドライバーの外径に制限されにくく、さまざまな製品に利用可能(エレックスにて取り扱い中)
谷内清七さんからのメッセージ

谷内オーディオキャビネット代表の谷内清七と申します。
かつて大手電機メーカーに在職し、機械工作加工を中心に勤めてまいりました。旋盤加工、フライス盤加工などを中心に、フライス盤技能検定1級取得、機械加工特急取得、職業訓練指導員免許取得、技能グランプリフライス盤部門参加など、多くの時間を加工に費やしてきたのです。

定年退職後、その技術力をただ遊ばせておくわけにはいかず、長年に渡り趣味として続けてきたオーディオ製品に活用できないものか、そんな私の好奇心が、谷内オーディオキャビネットを始めるきっかけとなったのです。

木製品の自作加工をされる方は大勢いますが、金属加工の分野となると、そのハードルは一気に高くなってしまいます。材料の選定や入手、熟練が必要な専用の工作機械なども必要なことから、自作で金属加工をやられる方はごく少数です。

あんな部品を作りたい、壊れたこんな部品を作りたいなど、マニアの皆様が常日頃想い描いても実現できない部品の加工などもお受けいたします。マニアの皆様が持つ夢の実現を、マニアの心がが分かるからこそ、皆様に変わってお手伝いさせていただきます。構想、考案などございましたら、お気軽にお尋ねください。

●谷内オーディオキャビネットの所在地
栃木県足利市小俣町1825-2
TEL/FAX
0284-63-2064

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック