SSDから自社開発。HDDモデルの「N1A」も

バッファロー、新ブランド「DELA」から80万円前後のオーディオ用NAS「N1Z」

2014/02/21 編集部:小澤貴信
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■起動時間は20秒、電源オフも5秒で可能

起動時間は電源オンからわずか20秒、電源オフも5秒程度で可能となる。これは起動と終了の時間が長いという要望に答えたものという。さらに、突然電源ケーブルを抜いてもシステムに影響の出ない仕様になっているという。

起動時間20秒/シャットダウン5秒はNASの常識をくつがえす

起動/シャットダウン時間を短くすることに注力した点については、荒木氏は以下のようにコメント。「NASが壊れる理由は頻繁な主電源のオン/オフにあるという調査結果があります。聴くときに電源を入れて、聴き終わると消す、というように一般のNASは作られていません。NASを作っている側からすると、仕様でそういう前提はないのです。そこで本機では、いかに電源の入り切りに耐えうるか、そして高速起動、高速終了にこだわりました」。

前面に有機ELディスプレイを設けたことも特徴。ディスプレイからは配信中の楽曲の曲名とフォーマット名が表示できる(サンプリングレートはフォーマットにより表示される場合もあるとのこと)。通常はNASのIPアドレスが表示される。ディスプレイを非表示にすることも可能だ。


再生中の曲名とフォーマットの種類を表示
ディスプレイの搭載は、パソコンからしか状況がわからないという要望に応えたものだという。これまでパソコンのブラウザーから行う必要のあった各種設定の変更や、さらにはRAIDの設定まで、全てこの画面上で行える。


残りのストレージ容量もディスプレイから確認できる

RAIDも含めた全操作・設定が本体ディスプレイから行える
「NASがなにをやっているかわからないという声が多かった。電源スイッチは後ろにあり、今どのNASから再生されているのか、正常に動いているかわかりづらいというユーザーの声に応えた形です」(荒木氏)。

本体ディスプレイからはNASの残り容量を確認することもできる。ディスプレイや電源LEDの明るさの調整も可能。その他、ファイル共有機能、Windows PCからフォルダを見る機能など、オーディオ再生に通常使わない機能を本体からオフにすることも可能だ。

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