USB-DAC機能搭載の「Go-DAP」新モデルなど

【ヘッドホン祭】オーロラサウンド、「HIFACE TWO-Pro」発売/サエクブースでHRT「Head Streamer」登場

公開日 2012/05/12 21:07 ファイル・ウェブ編集部
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フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「春のヘッドフォン祭 2012」が本日開催された。本稿ではオーロラサウンド、サエクコマース、ベンチャークラフト、コニシス研究所のブースの模様をお伝えする。

■オーロラサウンド

オーロラサウンドのブースには、5月21日発売の新製品「HIFACE TWO-Pro」(税込32,800円)が初登場している。


HIFACE TWO-Pro
「HIFACE TWO-Pro」は「HIFACE TWO」(関連ニュース)をチューンナップした製品。アルミダイキャストボディに変更したほか、USB入力端子にはノイトリック社製のBタイプコネクターを採用。さらに、PCからのバスパワー電源の内蔵フィルター回路を一新したという。この回路は「hiFace Professional」よりも上のノイズ低減力を備えており、導電性高分子アルミ個体電解コンデンサーにより低周波リップルノイズを平滑にし、ポリフェルニンスルファイドフィルムコンデンサーにより高周波帯域のノイズとパルス製ノイズを低減させるという。また、USB AudioClass 2.0やASIOにも対応した。

ノーマルのHIFACE TWOを「HIFACE TWO-Pro」にチューンナップするサービスも用意されている。費用は10,500円(税込)で、往復の送料は無料とのことだ。

さらに、7月中旬発売を予定しているバランス駆動型ヘッドホンアンプキットも参考出展されていた。価格は未定だが、59,000円前後を予定しているとのこと。


バランス駆動型ヘッドホンアンプキットも参考出展されていた

新製品の詳細
こちらは同社の“OTOMATSU”ブランドのヘッドホンアンプキット(関連ニュース)を2枚使ったもの。ただし一部部品をグレードアップするなどのブラッシュアップが図られている。全高調波歪み率を0.0059%(1kHz 200f負荷時)と低く抑えたことなどが特徴。組み立て所要時間は8時間ほどとのことだ。


■サエクコマース

サエクコマースのブースで今回アピールされていたのは、4月に発売したカリフォルニア生まれの気鋭のブランド・HRT社のPC用ヘッドホンアンプ「Head Streamer」。こちらはPCと接続して使用するのが基本スタイル。電源はバスパワー駆動となる。96kHz/24bit対応で、アシンクロナス回路も搭載している。手のひらサイズのコンパクトな筐体も特徴だ。


HRT社のPC用ヘッドホンアンプ「Head Streamer」
そのほか、SHURE SEシリーズ用のイヤホンケーブル「SHC-100FS」と「SHC-100XFS」(限定のレッドカラー)やヘッドホンアンプ接続ケーブル「SHC-100MM」などが展示されていた。

SHURE SEシリーズ用のイヤホンケーブル「SHC-100XFS」と通常ケーブル(写真右)の聴き比べも行うことができた

ヘッドホンアンプ接続ケーブル「SHC-100MM」なども登場していた


■ベンチャークラフト

ベンチャークラフトは、iPhone 4/4S専用のDAC&電源搭載ジャケット「Go-Dap Unit 4.0」(税込34,800円)を訴求していた。


iPhone 4/4S専用のDAC&電源搭載ジャケット「Go-Dap Unit 4.0」
「Go-Dap Unit 4.0」は、48kHz/16bitのAKM製DACや、新日本無線「MUSES8820E」とバーブラウン「OPA2134」の2種類のオペアンプを搭載。最大出力は70mW+70mW(32Ω)、SN比は95dB以上、周波数特性は10Hz-20kHz。3.5型丸型光デジタル出力端子を備え、本機を装着したままiPhone内の音楽を外部オーディオシステムに接続して楽しむことができる。バッテリーの容量は1,580mAhとなっている。

加えて、今夏発売予定のUSB-DAC機能を内蔵した新モデル「Go-DAP X」も参考出展されていた。価格は未定だが、3万円程度になる見込みとのこと。


新モデル「Go-DAP X」。ボリューム部をむき出しにしたデザイン(写真左)と、ラウンド型のパーツで覆うデザイン(写真右)どちらを採用するか意見を募っていた

USB端子を備え、USB-DACとして使うこともできるようになった
48kHz/16bitのDACを内蔵。Windows XP/Vista/7とMacに対応するUSB-DAC機能も備える。ヘッドホンアンプ出力は80mW+80mW(32Ω)で、ダイナミックレンジは90dB、全高調波歪み率は0.05%以下(1kHz,32Ω負荷時)。

低音を増強するバスブースト機能、サラウンド機能、オートレベルコントロール機能なども備えている。バッテリーの容量は2,200mAh。

ボリュームは操作時の感触にもこだわったTOCOS製オリジナルボリューム。今回出展されたものは、ボリューム部のデザインが2種類用意されており、ユーザーの意見を反映してデザインを決定する考えだという。

本機とiPhoneを一緒に携帯できるケースも用意される予定だという。

本機とiPhoneを一緒に携帯できるケースも用意される予定だという


■コニシス研究所

コニシス研究所は、USB-DACとプリメイン機能を搭載した「GIZMO 0215」や、同機種と合わせての使用を想定したスピーカー「TIYNY ORATOR SP01」を出展していた。

「GIZMO 0215」と電源ユニット「GIZMO 0215PS」の組合せ

「GIZMO 0215」のレッドモデルも展示されていた

GIZMO 0215は、USB-DAC機能を内蔵したアンプ。DACは48kHz/16bitに対応している。パソコンとの接続を想定して外形寸法142W×45H×110Dmm、質量300gと小型軽量な点も特徴のひとつだ。

本機はバスパワー駆動もできるが、別売りの電源ユニット「GIZMO 0215PS」と組み合わせての使用も可能だ。

ポーカロ・ラインのスピーカー「EVO」(写真左)と、非常に小型なスピーカー「TIYNY ORATOR SP01」(写真右)

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