AVRマイコンによる制御回路を搭載

共立電子、フルデジタル構成のパワーアンプ基板キットを発売

2011/02/14 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
共立電子産業(株)の電子パーツ専門店、デジット営業所は、フルデジタル構成のオーディオパワーアンプ基板完成品「D_5709kit」を2月に発売する。


D_5709kit
IC、抵抗、コンデンサーなど基板上のパーツについては既に実装されており、入出力端子と電源端子周りを配線すれば動作する商品。基板寸法は90×142mm。価格は12,600円(税込)。

メインチップにはTI社の「TAS5709PHP」を採用。デジタル・オーディオ・インターフェースはTI社の「DIR9001」。PC用高音質サウンドカードやAV機器に搭載されている96kHzデジタルオーディオレシーバICを搭載している。S/PDIFデジタルオーディオ入力(最大48kHz/16ビット対応)、および光デジタル入力をサポートし、アナログ入力は設けていない。デジタル入力端子からの信号をスピーカー出力直前までデジタルで伝送・増幅する構成としている。定格出力は20W×2。電源電圧の推奨値は20V。

音量調整や左右のバランス調整はAVRマイコン「ATmega168P-20PA」からの制御で行う。同社オリジナルのコントロールソフトがプリインストールされており、オプションでオーディオシリアル信号を基板上に出力しているので、ユーザーが独自に機能の追加やアップグレードを図ることができる。音量やバランス調整はすべてデジタル処理で、ボリュームはセンサーとしてのみ機能することで、機械的な性能が音質に影響を及ぼさないよう設計している。


液晶は6色の発光タイプから選べる
液晶表示モジュールが標準装備されており、音量やバランスの表示に加え、無操作時にはレベルメーターとして動作するよう設計されている。液晶は6色の発光タイプから選べる。

【問い合わせ先】
共立電子産業(株)デジット営業所
TEL/06-6644-4555

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE