高剛性・無共振を追求

エソテリック、Aries ScoutをブラッシュアップしたVPIのADプレーヤー「VPI Scoutmaster II」を発売

公開日 2009/06/29 17:35 Phile-web編集部
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エソテリック(株)は、米VPIブランドのアナログプレーヤー「VPI Scoutmaster II」を7月初旬より525,000円(税込)で発売する。


VPI Scoutmaster II
「VPI Aries Scout」(製品データベース)の基本性能を継承しながら、モーターをアップグレードしたほか、8.8kgの重量級アルミ製プラッター、異種素材積層構造のキャビネットを採用するなどブラッシュアップを図ったモデル。

フォノモーターには、重量級スチールハウジングを採用した24極300RPMのACシンクロナス・モーターを搭載。ベルト架け替え式で33回転、45回転に対応。50Hz/60Hzの2種類を付属している。

キャビネットに「VPI Super Scoutmaster」(製品データベース)のコンストラクションを受け継いだ30mm厚MDF2枚+スチールプレートによるヘビー・コンパウンド・キャビネットを採用する。重量級MDF素材をベースにスチールプレートをプラスした異種素材積層構造とすることで、リジッド構造ながら制振性に優れた高いハウリングマージンを確保。また素材の共振モードを効果的に分散することで、クリアな音質を実現しているという。

スパイクには高さ調整も可能なアルミ製円錐型スパイクを採用。先端には高硬度ステンレススチール・ボールベアリングをカップリングすることで、不要振動を効果的に抑制する。

トーンアームはAries Scoutでも搭載するVPI社独自開発の「JMW-9 Memorial」(製品データベース)を標準装備する。アームの要となる摩擦部分(フリクション)にユニ・ピボット・ベアリングを採用し、鋭利なスパイクによる1点支持とすることで摩擦を最大限に抑制し、アームの感度、コンプライアンスを極限まで高めている。

プラッターは8.8kgの重量級アルミ製のものを採用し、安定した回転精度を実現。内部には異種素材のステンレスを組み合わせることで振動モードを分散し、制振性を高める構造としている。さらにレコード盤の反りを矯正して吸着性を高めるねじ込み式のレコードクランパーを装備する。

ベアリング部は、プラッターを下から支えるインバーテッドベアリング方式とし、軸受け部には真鍮製カップに薄く加工したテフロンディスクを採用することで安定したベアリング配置を実現
している。

【問い合わせ先】
ティアック(株)AVお客様相談室
TEL/0570-000-701(ナビダイヤル)

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  • ジャンルADプレーヤー
  • ブランドVPI
  • 型番VPI Scoutmaster II
  • 発売日2009年7月初旬
  • 価格¥525,000(税込)
●駆動方式:ベルトドライブ ●ターンテーブル:アルミ製45m厚 ●回転速度:33.3/45.0 RPM ●サスペンション:アルミ製円錐型スパイク ●モーター:24極、300rpm ACシンクロナス・モーター ●電源:100V 50/50Hz ●消費電力:4W ●外形寸法:507W×250H×367Dmm(突起部含む) ●質量:約24.6kg