tangent新製品やオーディオパネルも初披露

<ハイエンド2009春:ポーカロ・ライン>米Microsharのポータブルヘッドホンアンプ/ケーブルを6月発売

2009/05/22 Phile-web編集部
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ポーカロ・ラインは、米Microshar社のポータブルヘッドホンアンプ試作機と、iPod/iPhone用接続ケーブル計4機種を展示。すべて6月下旬に発売を予定する。

Microshar社は、2005年に創業したメリーランド州の新進オーディオメーカー。今回展示されたヘッドホンアンプは「μ AMP109」と、USB-DAC機能内蔵タイプの「μ AMP109+」の2モデル。価格はAMP109が3万円台、AMP109+が4万円を切る程度になる見込み。

「μ AMP109」

「μ AMP109+」

両機種ともにCLASS Aアンプを内蔵し、歪率は0.00003%以下、周波数特性は5Hz〜300kHz。ゲインは0dB〜15.5dBで6段階の調整が行え、インピーダンスは16〜600Ωとなる。電源はニッカドバッテリーを内蔵し、充電用ACアダプターも内蔵。9Vポータブルヘッドホンアンプとしてだけでなく、14Vデスクトップヘッドホンアンプとしても使用できる。なお、筐体とノブにはアルミダイキャストが用いられ、手に持ってみるとかなり重厚感がある。

「μ AMP109+」の背面端子。USB入力を備える

同じくMicroshar社のiPhone/iPodケーブルも、片側がステレオミニ端子の「MSPHONELIN-B5-6IN」(予価1万円程度/20cm)と、ステレオRCA端子の「MSPHONELIN-RCAS1-35IN」(予価2万円程度/87.5cm)の2モデルを用意する。ステレオミニ端子モデルはiPodからヘッドホンアンプにつなぐ用途を、RCA端子モデルはiPodから据え置き型オーディオシステムに接続する用途をそれぞれ想定している。どちらも純度99.99%の無酸素銅線を採用し、特注クロスリンクポリエチレン絶縁材を使用している。プラグ部には24K金メッキが施されている。

「MSPHONELIN-B5-6IN」

「MSPHONELIN-RCAS1-35IN」

また同社取り扱いの主力ブランドであるtangentからは、3月に発売された「PRESTIGE」「LOUNGE L26」「LOUNGE L6」の3モデルを展示。オーディオショウで披露したのは今回が初めてとなる。なお、これら3モデルはすべてブラックとホワイトの2色を用意する。

左から「LOUNGE L6」「LOUNGE L26」「PRESTIGE」

そのほかにも多数のtangent製スピーカーを展示

PRESTIGEは26mmのSCANSPEAK D3004 LRSトゥイーターと、新開発の165mmミックスド・ファイバーコーンウーファー2基を搭載した2.5ウェイ バスレフ型スピーカー。「LOUNGE L26」は2.5ウェイ バスレフ型スピーカーで、新開発の165mmミックスド・ファイバーコーンウーファー2基に加え、26mm Vifa社製トゥイーターを搭載する。「L6」は165mmミックスド・ファイバーコーンウーファーと26mm Vifa社製トゥイーターを搭載した2ウェイバスレフ型ブックシェルフスピーカー。

また、同じく3月に発売したヨーロッパ仕様のCDプレーヤー「CDP-200-EU」、プリメインアンプ「AMP-200-EU」も展示。いずれも電圧AC230Vのヨーロッパ仕様のままで販売されているため、使用に際しては各製品に付属する専用電源ケーブル、ステップアップトランスを使う必要がある。

CDプレーヤー「CDP-200-EU」(上)、プリメインアンプ「AMP-200-EU」(下)

さらに同社は、日本製のオーディオパネル「arte」の発売を7月中旬に開始することも明らかにした。ピラミッド型のデザインを採用したことでインテリア性を高め、付属のピンで簡単に取り付けられるのも特徴とのこと。サイズは600W×600Hmmで、質量は1kg。価格は38,000円〜39,000円程度になる見込みという。

オーディオパネル「arte」

【問い合わせ先】
(株)ポーカロ・ライン
TEL/03-5625-3505

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