広範囲なインピーダンスに対応

CEC、XLR/スピーカー出力を備えたヘッドホンアンプ「HD53N」を発売

公開日 2009/04/10 16:38 Phile-web編集部
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CEC(株)は、ヘッドホンアンプ「HD53N」を4月中旬に発売する。価格は78,750円(税込)。

HD53N(昨年の東京インターナショナルオーディオショウで撮影)

本機は「HD53R」「HD53R Ver.8.0」の後継機。昨年の東京インターナショナルオーディオショウで披露し(関連ニュース)、その後「秋のヘッドホン祭2008」でも展示を行っていた(関連ニュース)。


HD53N

背面端子部
入力から出力まで完全バランス設計を施したヘッドホンアンプ。ネガティブフィードバック回路を持たない独自の「LEF(Load Effect Free)」回路や、低出力時でも高い音質を実現する音量コントロール技術「IGM(Intellegent Gain Management)」を採用している。

また、ヘッドホンの多様なインピーダンスに対応するため、10Ω/120Ωの、出力インピーダンスが異なる2つの端子を装備。また、出力端子はステレオ標準プラグとバランス型端子の双方に対応できるノイトリック社製のコンビネーション端子を採用した。これにより、XLR端子を採用した高級ヘッドホンの接続に対応した。


内部構造
さらに本機はスピーカー出力端子を装備。50Wの大容量トロイダルトランスを搭載したことで安定した電源供給を実現し、「通常のコントロールパワーアンプとしても十分お使いいただける」(同社)という。スピーカー出力は13W×2(4Ω)、18W×2(4Ω)。

さらにアンプのゲインもHIGH/LOWで切り替えが可能。この切り替えはバランス型、標準プラグ型、スピーカーすべての出力端子で有効。

入力端子はRCA×1、XLR×1。入力切替はフロントパネルのスイッチで行うことができる。入出力やゲインコントロールの状態は、本体前面のディスプレイに表示される。

なお同社では、D/Aコンバーター「DA53N」を5月に発売することもあわせて表明。DA53NとHD53Nを組み合わせることで、PCオーディオでの高品位な再生が可能になる、と説明している。

【問い合わせ先】
CEC(株)
TEL/050-5509-0795

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  • ジャンルその他
  • ブランドC.E.C.
  • 型番HD53N
  • 発売日2009年4月中旬
  • 価格¥78,750(税込)
【SPEC】●周波数特性::20Hz〜20kHz(+0dB/-0.25dB)●定格出力:ヘッドホンLOW→1.15W(32Ω)、ヘッドホンHI→0.25W×2(32Ω)、ヘッドホンBAL→4.7W(32Ω)、スピーカー→13W×2(8Ω) ●S/N比:ヘッドホンLOW/HI→-103dB、ヘッドホンBAL→-110dB、スピーカー(8Ω)→-103dB ●対応インピーダンス:ヘッドホン→16Ω〜2kΩ、スピーカー→4〜8Ω ●入力端子:バランス(XLR)×1、アンバランス(RCA)×1 ●ヘッドホン出力端子:バランス型XLR×1(2番ホット、3番コールド)、低インピーダンス用6.3mm×1、高インピーダンス用6.3mm×1 ●スピーカー出力:バランス×1 ●消費電力:14W(スタンバイ時)、23W(ヘッドホン)、50W(スピーカー) ●外形寸法:218W×58H×354Dmm ●質量:3.2kg