リンジャパン、スピーカーシステム「AKURATE」のSEモデルを発売

公開日 2008/04/28 17:54
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AKURATE 242 SE
(株)リンジャパンは、英LINN(リン)のスピーカーシステム「AKURATE 242 SE」「AKURATE 212 SE」の2機種を4月に発売した。

価格は242 SEが1,627,500円、212SEが997,500円(いずれもペア/税込)。メイプル、チェリー、ローズナット、ブラックの4色が用意される。

2機種は、KOMRIの設計思想を継承したモデルとして、2003年秋に登場したAKURATEシリーズをブラッシュアップしたSE(スーパーエボリューション)モデルとして位置づけられる。242 SEは、フロアスタンディング型5ウェイスピーカーシステム。212 SEは、ブックシェルフ型4ウェイスピーカーシステムという構成だ。

オリジナルモデルとの変更・改善点は3Kアレイ部、ベースドライブユニット、クロスオーバーネットワークの3点。

「3K アコースティック・アレイ」は3つのドームユニット全てを製造過程から見直したことで、オリジナルと比較して、周波数レスポンスと耐入力特性が向上したという。アレイ部全体ではるかにフラットな特性と放射特性を実現したとしている。

ベースドライブユニットは、オリジナルモデルで採用したサンドイッチコーン素材から、ポリプロピレン系繊維織りのユニットに変更した新ユニットを搭載。過渡特性、および3Kアレイと低域の橋渡しをするアッパーベース帯域のレスポンスを改善したという。

新ユニットの採用に伴いクロスオーバーネットワークも改良。特にクロスオーバー付近での位相特性改善を主眼にした新たな設計を施したという。内蔵のパッシブネットワークの他、LINNのパワーアンプによるユニットの直結駆動が行えるLINN AKTIVを実現するアクティブモジュールも、今回のSEモデル専用にモディファイ。パワーアンプ一台による通常の再生から、各帯域に専用のパワーアンプを用意した5ウェイマルチアンプ(242 SE)、4ウェイマルチアンプ(212 SE)駆動までに対応する。

エンクロージャーの形状、内部構造はオリジナルモデルと同一。242 SEの筐体内部は平行面を持たない水平の仕切り板で3つに分割され、ネットワーク部、下部と上部ベースのチェンバーを構成。ベース部はそれぞれ異なるチューニングのバスレフ方式を採用している。内部と外部の空気インピーダンスを整合させ、ダクトノイズを抑えたダブルフレアー方式のポートは、242 SE、212SEともに装備している。

【問い合わせ先】
(株)リンジャパン
TEL/0120-126173

(Phile-web編集部)

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  • 価格¥1,627,500(ペア/税込)
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