ワディアからデジタルプリアンプ/DACシステム「シリーズ9」登場

2006/03/15
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Wadia シリーズ9
アクシス(株)は、同社取り扱いの「ワディア」ブランドより、デジタルプリアンプ/DACシステム「シリーズ9」を発売する。システムはコントロールセンター「Wadia 931」と、モノラルDAC「Wadia 921」2台によって構成される。

価格はWadia 931が税込で168万円、Wadia 921が税込で1台1,575,000円となる。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2モデルを用意する。


Wadia 931

リアパネル
931はシステムのコントロールセンターとしての役割を担う。デジタル入力の切替え、デジタル信号のチャンネル分配、ボリュームコントロール、そして同社独自のデュアル・ファイバー・インターフェース・フォーマットでのデジタル出力を行うデジタルプリアンプに位置づけられる。921は931から送り出される1チャンネルに対し、そのデジタル信号を同社最新のデコーディング・アルゴリズム「デジマスター1.4」によって64倍リサンプリング・デコードを行い、パワーアンプに直結可能なプリアンプ出力レベルの高品位なアナログ信号を出力するモノラルDACである。

各機には、デジタル/アナログの両面にワディアの最新技術を集積している。

931デジタルコントローラーには、6系統のデジタル入力切替と高精度デジタル・ボリュームコントロール機能を備える。デジタル入力は現行のS/PDIF、AES/EBUをはじめ、新たな接続端子にもアップグレード対応が可能だ。取り込まれたデジタル入力は、チャンネル分配やクロック処理などのデジタル信号処理が行なわれ、ワディア独自のインターフェース・フォーマットであるデュアル・ファイバー・インターフェースに変換して出力される。出力は8系統を搭載。デジタル信号とクロックの割り当てやアップグレード対応によるマルチチャンネル化にもユーザー・カスタマイズが可能なフレキシビリティーを有している。操作はフロントパネルとリモコンの5つのボタンで、ディスプレイを見ながら行える。


Wadia 921

リアパネル
921モノラルDACには、デジタル入力セクション、D/Aセクション、バリアブルレベル出力ステージ、パワーサプライシステムの4つの主要ステージで構成される。

本システムでは、入力プロセッシングに携わる機能を931に集約し、一方の921では単体モノラルというコンポーネント構成によりその自在度を高め、ステレオ/マルチチャンネル、これから登場が見込まれる新フォーマットも含めて優れた対応力を持っている。

【問い合わせ先】
アクシス(株)
TEL/03-5410-0071

(Phile-web編集部)

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【SPEC】[システム全体]●デジタルプロセッシング:デコーディングソフト DigiMaster 1.4 ●解像度:26ビット ●DACサンプルレート:2.8224 MHz ●デジタル入力:2x Glass Fiber Optic (ST), 2x SPDIF (BNC),1x Plastic Fiber Optic (TOSLINK), 1x AES/EBU (XLR) All inputs accept and decode standard digital audio formats,from 32 kHz to 96 kHz, and from 16-24 bits ●アナログ出力:Balanced (XLR) / Unbalanced (RCA) per each mono decoding computer [Wadia 931]●外形寸法:432W×143H×307D mm(突起含まず) ●質量:16.5kg ●消費電力10W [Wadia 921]
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