ケーブルブランド探訪記(古河電工 編その2)

2001/02/20
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映像/デジタル兼用同軸ピンケーブル「μ-X1シリーズ」
●第2回目は、同社の映像/デジタル兼用同軸ピンケーブル「μ-X1シリーズ」をご紹介する。中心導体と外部導体はともにお馴染みのμ導体を採用。絶縁材には高密度ポリエチレンを使用することで低静電容量化を図り、伝送ロスを低減させた。またプラグの仕様によって、PCOCCの24金メッキの高級タイプと、信頼性の高いスクリューロックタイプ(MKU)が用意されている。
 
 同モデルは映像/デジタル兼用ということで、一家に1本!幅広い使い途が楽しめる必携のアイテムだ。『ケーブル大全2001』(大好評発売中!購入はお早めに!)の「デジタルケーブル特集」でもご紹介されているので、ご参照いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【μ-X1シリーズのラインナップ】
X1 R06(RCAピンタイプ/0.6mペア)  ¥8,500
X1 R10(RCAピンタイプ/1.0mペア)  ¥9,000
X1 R20(RCAピンタイプ/2.0mペア)  ¥11,000
X1 R06MK2(RCAピンタイプ/0.6mペア)¥6,200
X1 R10MK2(RCAピンタイプ/1.0mペア)¥6,500
X1 R20MK2(RCAピンタイプ/2.0mペア)¥8,000
X1(切り売りタイプ)¥1,400/m

【古河電工のプロフィール】
同社は80年代初期より、OFC電源ケーブルを製品化するなど音質重視のケーブル製作における歴史は極めて古い。1986年には一方向性結晶無酸素銅PCOCC導体を開発し、オーディオケーブル界に新風をもたらした。このPCOCCには銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、結晶粒界が極めて少ないOFC導体。
同社はひき続き、このPCOCCに熱処理を加え、結晶構造や物性をコントロールしたμ導体を採用するようになり、現在に至るまでの主流となっている。また、デジタルケーブルには発泡テフロンを採用するなど、絶縁体の研究や構造も独自の設計ポリシーを持つ。

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  • ブランドFURUKAWA ELECTRIC
  • 型番μ-X1シリーズ
  • 発売日大好評
【SPEC】●材質:μ導体 構成:30本/0.18mm 外径:1.15mm●絶縁体:高密度発泡ポリエチレン 外径:5.5mm●シールド方法:μ導体編組●シース/柔軟性ビニール●仕上がり外径/約7.8mm