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公開日 2026/02/12 06:30
「AT-TC300/1.2」「AT6112x」「AT6104x」をレビュー

オーディオテクニカ「AT-LP7X」の音はどう変わる?同時発売のフォノケーブル/リード線による変化にプロも感嘆!

炭山アキラ

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オーディオテクニカから新アナログプレーヤー「AT-LP7X」が発売された。これと合わせて、フォノケーブル「AT-TC300/1.2」やリード線「AT6112x」「AT6104x」も登場。これらのアクセサリー類で音はどうグレードアップするのか?AT-LP7X単体でのレビューに続き、評論家の炭山アキラ氏が試した。





フォノケーブルを交換するメリットとは?


オーディオテクニカのVM型カートリッジは、ご存じの通りMMポジションで音を出すことができる発電回路を持つ。MCカートリッジは負荷インピーダンスを調整することで音質を自分好みに整えることが可能だ、ということはご存じの人が多いだろう。


一方、MMタイプは負荷容量を調整することで、結構大きく音質が変わる。このことは、MCよりもマニアへの浸透率が低いように感じるし、何より調節できるフォノイコの絶対数がMCに比べて非常に少ないのが問題だ。


でもそんな時には、MC型ではできない調整法がある。フォノケーブルを交換することだ。具体的には、低容量に適合するカートリッジには寄生容量の小さいケーブル、高容量が合う個体には寄生容量の大きなものを組み合わせるとよい。


実際に適正容量からそう大きく外れていなければ、それほど大きな悪影響は出ないものだが、適正より大幅に容量が高いと何だか中高域がザラザラと耳障りな感じになり、大幅に低いと今度は何だか音楽が痩せてショボくれた感じになってしまいがちだ。


かつて一世を風靡したある名門は400 - 500pFを標準としていたものだが、VM型はその多くが100 - 200pF(新製品のAT-VMxシリーズは150 - 250pF)という低い値を要求し、それゆえフォノケーブルで容量性を大幅に増やすことは、できれば避けたい。寄生容量はケーブルのみならず、トーンアームやフォノイコなどでも付加されてしまうものだからだ。


ところが、世の中に「低容量」を謳うケーブルはあまり数がない。「オーディオテクニカあたりから、低容量のフォノケーブルが出てくれないかな」などボンヤリとイメージしていたら、何とその通りの製品が出てきたので驚いた。



「AT-TC300/1.2」


前回の記事でレビューしたプレーヤー「AT-LP7X」と同時発売となる「AT-TC300/1.2」は両端RCAにアース線が組み合わさったタイプのフォノケーブルで、全長1.2mトータルの寄生容量が105pFと非常に低い。そのため、MCカートリッジにも余裕を持って対応できる。


導体は昨今同社がよく採用しているHYPER OFC素材がこちらにも用いられ、外被覆はPVCにマイカを混入させたもので、高い制振性を持つ。個人的に、マイカは音をピシリと締める効果があるように感じている。


また、特にMMやVMはハイインピーダンス受けなので、シールドがしっかりしていないとノイズを引くことがあるが、本ケーブルは銅テープと撚り線によるダブルシールド構成だから、その心配はない。こういう構成のフォノケーブルだから、もちろんVM型から音を聴く。


フォノケーブル/リードワイヤーの実力をチェック!

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