古いスマホを音楽専用プレーヤーに。“好きだから作っちゃった”「reTONE」の仕掛け人に聞くプロジェクトの狙い
2026/11/04
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イヤホン・ヘッドホンを始めとするポータブルオーディオ関連ブランドが多数集結するイベント「秋のヘッドフォン祭2026」が11月7日に開催された。
飯田ピアノのブースでは、古いスマホを音楽再生機に変えるアプリ「reTONE」を、より古いAndroidでも使えるようにしたバージョンが披露された。
「reTONE」は、古いAndroid端末を音楽再生専用機として蘇らせる無料アプリ。音質は当然のことながら、昔の端末のスペックでも安定して軽快に動作することを重視して設計しているという。
現在配布しているバージョンはAndroid 4.0以降の端末が対象だが、今回のイベントではAndroid 2.2およびAndroid 2.3でも動作する「reTONE F/G」を参考展示。さらに古いAndroid端末にも対応するものを開発中であることが明かされた。
この「reTONE F/G」では、旧バージョンのAndroid OS上でFLACも再生可能である点が特徴のひとつ。Androidが公式にFLAC再生可能になったのは3.1からであるため、それより古いAndroidスマホでもFLACで音楽再生を楽しめるということになる。
なお、当ファイルウェブでは同社の飯田良平氏にアプリ開発の背景を聞いたインタビュー記事(https://www.phileweb.com/news/audio/202611/04/28324.html)も掲載中。あわせてご覧いただければ幸いだ。
自社ブランドであるKuradaを始め、北アイルランドが拠点のValphonicsなど様々なブランドを展開する飯田ピアノだが、新たにアメリカのABYSSも取り扱う予定であることをアナウンス。今年9月にフジヤエービックが主催した合同試聴会でも同社ブースにて参考出展していたが、本格的に取り扱い開始が見えてきた格好だ。
会場に展示されていたのは、ヘッドホン「Diana TC Signature」と「JOAL」。両モデルとも、63mm径の平面磁界ドライバーを搭載する開放型ヘッドホンとなる。
「Diana TC Signature」は再生周波数帯域2Hz - 58kHz、インピーダンス72Ω、感度90dB/1mWというモデルで、価格は946,000円(税込)を予定。
一方の「JOAL」は再生周波数帯域5Hz - 55kHz、インピーダンス30Ω、感度93dB/1mWというモデルで、こちらは374,000円(税込)での販売を予定している。
これら2モデルと組み合わせていたヘッドホンアンプが、新たに取り扱いを検討中だというイタリア・AUDMAブランドの「Maestro HPA1」。10月に開催されたポタフェス大阪で参考展示していたポータブルヘッドホンアンプ「Brioso PHPA1」との2製品が披露されていた。
「Maestro HPA1」はデュアルモノ構成を採用しており、DACチップにはAKM「AK4490REQ」を搭載。最大でPCM 768kHzおよびDSD256(11.2MHz)までの再生に対応する。300Ω負荷で4W、最大70Vp-pの出力を備えており、能率の低い平面磁界型ヘッドホンも余裕をもって鳴らせるという。
ヘッドホン端子部には、4ピンXLRバランス、4.4mmバランス、6.35mmの3系統を装備。入力端子はXLR、RCA、USB、同軸、光デジタルを備えている。また、ライン出力とプリ出力も装備している。
そのほか、前述のValphonicsブランドでも未発売の新製品を参考展示。「POCKETIER」と「MASCARA PURE」という、イントラコンカ型の有線イヤホン2機種を発売予定であることを明かしている。
「POCKETIER」は、販売中の「LANDER 20Hz」と同じ15.4mm径PET振動板を搭載しつつ、LANDER 20Hzよりも小型化したモデル。筐体内部にチューブ状の音響経路を設けることで、低域の伸びと広がりのある音場を生み出すという。リケーブルには非対応だが、本機専用に配合した銀メッキ銅線ケーブルを採用しており、29,700円(税込)での販売を予定しているとのことだった。
「MASCARA PURE」は、ポリウレタンのサスペンションに液晶ポリマーの振動板を組み合わせた15.4mm径の「Free Edge LCP」ドライバーを搭載したモデル。筐体の内部に小さな球状の空間「バブル・レゾネーター」を設けることで、歪みを伴わずに低域をわずかに持ち上げるとのこと。こちらはリケーブルにも対応し、端子はMMCXを採用。46,200円(税込)での発売を予定しているという。