クラリオン（株）は、9型AVカーナビ「NXV977D」を7月中旬に発売する。価格はオープンだが20万円前後での販売が予想される。

ディスプレイは9型で、1,280×720ドット。1,677万色のフルカラー表示が行える。地上デジタルチューナーはフルセグ/ワンセグ両対応で、4チューナー×4アンテナ仕様。

この大画面を使い、ナビ・オーディオ・ツール・アプリの4つのエリアを一画面に表示する「Quad View」機能も搭載。4エリアはシーンに合わせて9パターンの画面に切り替えられる。たとえばナビを大きめに表示しながらサブのオーディオ画面で操作を行うなどの使い方が可能となる。

ハイレゾ音源の再生にも対応。192kHz/24bitのWAV/FLACファイルの再生が行える。内蔵アンプ最大出力は47W×4。CD/DVD/USB/SDの音楽再生が行えるほか、iPod/iPhoneとの接続も可能だ。

ボーカルの定位を個々のシートに調整できる「Intelligent Tune」機能も備えている。

また、音源からスピーカーまでの完全デジタル伝送を実現する同社の「フルデジタルサウンドシステム」（FDS）との接続にも対応。サウンドプロセッサー（Z3）のコントロール機能を備えており、これまでコマンダーで行っていた音楽ソースの選択もナビから行える。

そのほかHDMI入力対応のリアモニターを接続し、前席/後席で別々の映像・音声を楽しむ機能を搭載。また本機のHDMIにスマホの映像を入力し、9型画面に映し出すことも可能だ。