トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2026/11/05 06:30
ラックやルームチューニングアイテムの比較試聴にも注目

「マラソン試聴会」11/7-8日開催。アニソンからホーンスピーカーまで、若手スタッフの注目企画を紹介!

筑井真奈

11月7日(土)と8日(日)に、ダイナミックオーディオが主催するハイエンドオーディオの一大イベント「マラソン試聴会」が東京・神田のKANDA SQUAREにて開催される。専門店スタッフが、独自の視点を持ってシステムプランを提案する、他にはない“劇場型”スタイルのオーディオショウ。そのみどころ、聴きどころを、3名の若手スタッフに教えてもらった。



2025年のマラソン試聴会のメインエリア。会場全体で、総額10億円を超えるシステムが集結する



今回登場してくれたのは、ダイナミックオーディオ 5555(フォーファイブ)の4F、H.A.L.IIIを担当する杉本芳春さん、ダイナミックオーディオ 5555の1Fを担当する工藤恒宇さん、トレードセンター1Fで中古販売を担当する小室健児さんの3名。新しい世代のスタッフによる、従来とはひと味違った企画内容を聞いてみよう。


ルームチューニングとオーディオラックの大規模比較


トレードセンターで中古オーディオの販売に携わり、約2年前からフォーファイブの4Fフロアを担当している杉本さん。国内メーカーのオーディオ機器を中心に、アナログ再生からネットワークオーディオ、各種アクセサリーまで幅広く取り扱う同フロア。杉本氏は、新しい製品や技術を積極的に取り入れながら、お客様への提案の幅を広げているという。



H.A.L.III 担当の杉本芳春さん


今回のマラソン試聴会では、そうした日頃の取り組みを反映し、オーディオシステムを支える周辺アクセサリーに着目した企画を用意する。


初日の11月7日15時からは、「Conference Room D」にてルームチューニングをテーマとした試聴を実施。エスカートの各種ルームチューニング製品や、エミライが展開するポルトガル・Artnovionのアイテムなどを取り上げ、実際に使用した際の音の変化を体験できる。


続けて17時からは“音楽を支える”オーディオラックの比較試聴となる。Quadraspireや Bassocontinuo、アンダンテラルゴなどの国内外の定番ラック10台程度を集め、エソテリックのネットワークプレーヤーとパワーアンプを載せ替えながら、その違いを確認するという。


「これだけの数のラックを集めて比較するのは、普段の店舗でもなかなかできないこと。マラソン試聴会ならではの企画だと思います」と杉本氏。杉本氏にとっても初めて触れる製品があるといい、来場者とともに音の違いを確かめ、意見を交換する機会にしたいと話す。


最先端事情がわかる!ネットワークオーディオ座談会


翌8日の14時からは、ネットワークオーディオに焦点を当てる。まず、100万円前後までのネットワーク再生機器を中心に、注目の4ブランドを比較する試聴を企画。


エソテリック「N-05XE」を基準に、aurender「A1000」、Innuos「STREAM1」、さらにFerrum AudioのネットワークトランスポートとDACを組み合わせたシステムなどを取り上げる予定だ。最新のネットワーク再生機器も使い勝手と音質を検証する。


もうひとつの企画が「ネットワークオーディオ座談会」だ。オリオスペック、トップウイング、タクトシュトック、DELAといったネットワークオーディオの第一人者を招き、最先端のネットワーク再生事情について議論を戦わせる予定だ。


イベントの後半では、各社が提案するネットワークアクセサリーの比較試聴も実施。スイッチングハブやルーター、ネットワーク関連アクセサリーなどを取り上げ、音質への影響を確かめる。SFP接続とRJ-45接続の違い、ネットワーク機器におけるクロックの役割など、急速に関心高まる周辺アクセサリーを実際に体験できる機会となる。


「オーディオの話をしていると、音楽を聴かなくても1時間くらいあっという間に過ぎてしまうことがあります。そうした面白さを、お客様とも共有できればと考えています」と杉本氏は意気込みを語る。Conference Room Dは小さめな部屋となっているため、満員御礼の可能性あり。ネットワークオーディオの最新事例に興味のある方は、ぜひご参加を。


アニソンや声優音楽をハイエンドオーディオで


トレードセンター1階で中古オーディオの販売を担当する小室氏は、入社3年目。もともと中古機器やジャンク品の修理・改造を趣味としており、現在も製品の整備や販売を通じて、さまざまなオーディオ機器に接している。



トレードセンター1F担当の小室健児さん


今回、小室氏が掲げるテーマは、従来のオーディオ試聴会のイメージを「ぶっ壊す」こと。その中心となるのが、アニメソングや声優音楽、ゲーム音楽などを題材とした試聴企画だ。


小室氏自身、声優・花澤香菜の音楽を愛聴しているほか、1990年代からのアニメや声優カルチャーにも深い思い入れがあるという。


「オーディオというと、ジャズやクラシックを聴く方が中心というイメージがありますが、アニソンを好きな人も、いい音で音楽を楽しみたいという気持ちは同じです」


アニソンと一口に言っても、その音楽的な背景は幅広い。アニメ作品をきっかけに楽曲を好きになる人もいれば、声優の歌声やアーティスト性、ゲーム作品などから音楽に親しむ人もいる。小室氏は、そうした音楽文化の多様性を、ハイエンドオーディオの世界でも積極的に紹介していきたいと考えている。


今回は、同じトレードセンター1階の星氏とともに企画を担当。11月7日の13時より、「Conference Room D」にて小室氏も愛聴するゲーム音楽名作中の名作、通称“国歌”を、さまざまな再生方式やバージョンで聴き比べる企画を用意する。


アナログレコード、CD、ストリーミング配信などを通じて、ひとつの楽曲がどのように異なる表情を見せるのかを検証する、ユニークな試みとなりそうだ。


8日の11時からは、ティアックのスタッフも参加し、アニソンやキャラソンなどスタッフそれぞれの思い入れ深い楽曲を再生。エソテリックのネットワークプレーヤー「N-05XE」を活用し、スピーカーにはAudioVectorの新製品「R5 ARRETE」とKlipschの「Cornwall IV」を起用し、特にボーカル表現の違いに注目する。


小室氏が重視するのは、声の魅力をどこまで引き出せるかという点だ。好きな声優やアーティストの歌声を、異なるスピーカーで聴き比べることで、それぞれの表現の違いを楽しんでもらいたいという。


「アニソンだから、ジャズやクラシックとは違うということではありません。好きな音楽をいい音で聴きたいということに、ジャンルの違いはないと思っています」



小室さんが勤務するダイナミックオーディオ トレードセンター。主に中古製品を扱っている 


JBLとAvantgardeのホーンスピーカーを聴き比べ


フォーファイブの1階を担当する工藤氏も、入社3年目の若手スタッフだ。中高生の頃にイヤホンからオーディオに興味を持ち、上京後にスピーカー再生の世界へと進んだという。1Fはとにかく多種多様なスピーカーやアンプを体験できることが特徴で、国内外を問わず工藤氏の製品知識も広い。



ダイナミックオーディオ 5555の1Fを担当する工藤恒宇さん


そんな工藤氏が今回取り上げるのは、自身も愛用するホーンスピーカーだ。7日の11時から、「Conference Room A+B」では、JBLのスタジオモニターシリーズのフラグシップ「4369」と、ドイツAvantgardeの「OPUS 1」を組み合わせ、それぞれの魅力を紹介する。


OPUS 1は、工藤氏がそのサウンドに強い印象を受けたというモデル。JBLの4369とはアクティブ/パッシブという方式の違いもあるが、いずれもホーン型ドライバーを採用するスピーカーとして、異なるアプローチを楽しめる。


「厳密に同じ曲で比較するというよりも、それぞれのスピーカーの魅力を、音楽を通じて伝えたいと思っています」と工藤氏。試聴にはジャズやクラシック、ロックなど、自身が日頃から親しんでいる音楽を幅広く使用する予定だ。


JBLを駆動するアンプには、工藤氏が個人的にも高く評価するソウルノートの製品を採用。プリアンプやパワーアンプ、フォノイコライザーなどを組み合わせ、ホーンスピーカーならではの音楽表現を引き出す。



ダイナミックオーディオ5555の1Fの試聴スペース。多種多様なスピーカーの聴き比べができる


さらに11月8日15時から、天野氏とともに、アナログレコードとデジタル再生を比較する「溝 vs 二進数」という企画を実施する。こちらは同じ楽曲をアナログとデジタルの双方で再生し、それぞれの特徴を聴き比べるというもの。


アナログ再生には100万円前後と300万円前後の2つの価格帯を設定。前者にはTHORENS「TD1500」とGOLDNOTEのフォノイコライザーを組み合わせ、後者にはラックスマン「PD-191A」とDSオーディオの光カートリッジ/フォノイコライザーを用いる。


一方、デジタル再生側にはAurenderやエソテリックのネットワークプレーヤーを用意。「アナログとデジタルのどちらが優れているかということではなく、それぞれの良さや魅力を感じてもらえる企画にしたい」と工藤氏は話す。


次世代スタッフが提案するオーディオの楽しみ方


今回話を聞いた3名は、日頃担当するフロアも、得意とする製品や音楽のジャンルもそれぞれ異なる。だが、共通しているのは、単に高価な機器の性能を紹介するだけでなく、自分たちが興味を持ち、面白いと感じることを来場者と共有したいという姿勢だ。


また、3名とも、試聴会を来場者とのコミュニケーションの場として重視している。スタッフ自身も新たな発見を得ながら、来場者と一緒にオーディオの楽しさを深めていく。そんな双方向の体験も、今回のマラソン試聴会の見どころとなるだろう。


今回初の試みとして、マラソン試聴会の公式ホームページ上にて「出品製品ガイド」が公開されている。2日間で200機種以上も登場するマラソン試聴会の機材リストをまとめ、AIを活用してジャンル、ブランド名、プログラムごとに整理したものとなる。


たとえばアキュフェーズの製品を聴きたい!という場合には、どの時間にどの部屋に行けば体験できるのか、直感的に探すことができる。ぜひこの「出品製品ガイド」も活用して、マラソン試聴会の気になるプログラムを見つけてほしい。


事前予約をしておくと入場がスムーズなので、公式サイトからぜひご予約を。なかなか聴けない貴重なモデルやスーパーハイエンド製品も登場するマラソン試聴会、ぜひ足を運んでほしい。


関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「きのこの山ワイヤレスイヤホン Pro」が正式に商品化。台数限定無しで受注生産
2 有村架純×黒木 華×南 沙良『マジカル・シークレット・ツアー』に朝ドラ『虎に翼』も。Prime Video11月配信作品
3 HIFIMAN、最新世代“ヒマラヤDAC”搭載完全ワイヤレスイヤホン「Svanar Wireless 2」。D/A変換の精度向上で音質強化
4 パナソニックHD、2Q決算は過去最高益更新、年間見通しも大幅上方修正。楠見社長「成長フェーズ転換へ兆しは見え始めた
5 “振動対策”のプロフェッショナル。IsoAcousticsのインシュレーター効果を5人の評論家が徹底検証
6 【ミニレビュー】ケーブルインシュレーターはS/Nに効く!Synergistic Research「Carbon Performance Elevators」
7 Switch 2動作確認済みのmicroSDXC Expressカードが割引に。Nextorage、AmazonスマイルSALE対象品を事前公開
8 NOBUNAGA Labs、インナーイヤー型イヤホン「鶯」にスマホ直挿しできるUSB Type-Cモデル
9 TAD注目のスピーカー&DAC搭載プリメインアンプの試聴会。秋葉原テレオンで11/14開催
10 ヤマハのサウンドバー「B200A」をデスクトップとテレビで徹底検証! 小さなボディに込められたヤマハの本気
11/4 13:38 更新

WEB