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公開日 2026/04/24 11:45
特殊焼鈍磁気回路やソフト化マグネットを採用

ダイナベクター、新エントリーMCカートリッジ「ASKA」。高出力/低出力の2モデル

編集部:原田郁未

ダイナベクターは、MCカートリッジの新しいエントリーモデル「ASKA」を5月15日(金)に発売する。ラインナップとして、高出力MCカートリッジ「ASKA-H」と、低出力MCカートリッジ「ASKA-L」の2モデルを揃える。販売価格はいずれも85,800円(税込)で、手持ちの同モデルを新品に交換する場合のトレードイン価格は72,930円(税込)。



MCカートリッジ「ASKA」


ASKAは、より多くのアナログユーザーにMCカートリッジの魅力を体験してもらうことを目的に開発されたモデル。上位機種で培った設計思想とクラフトマンシップを継承しつつ、同社ならではの伸びやかで低歪みなサウンドと、価格のバランスを図ったという。


磁気回路には、磁気特性が安定して歪みの少ない純鉄を採用。焼鈍温度、焼鈍環境、加熱時間、加熱率、冷却率などを最適化した特殊焼鈍を施すことで、歪みを抑えた解像力、伸びやかな高域表現、音場空間の広がりを獲得。


強力なネオジウム磁石による高出力を実現しながら、希土類マグネット特有の歪みやうるささを抑える特許技術「ソフト化マグネット」では、MC型ならではの空気感を伴う立体的な音場や自然に伸びる帯域バランスを実現したとしている。


ヘッドシェルへの取り付けが容易なことも特徴のひとつ。2.8mVの出力電圧を備える高出力MCモデル ASKA-Hは、独自の巻線技術により、超極細線をコイルボビンへ多数回巻くことで、ヘッドアンプや昇圧トランスを使わずにMM入力にそのまま接続できる。推奨負荷抵抗は1,000Ω以上で、一般的な47kΩ負荷のMMポジションでも使用可能。


0.3mVの出力電圧を持つ低出力MCモデル ASKA-Lは、一般的なMCカートリッジと同様に、MC昇圧トランスまたはヘッドアンプで昇圧してから接続する。MC型ならではの繊細で広帯域な音作りを体験できるモデルと位置付けられている。


スタイラスチップには楕円針を採用。広帯域再生とトレースの忠実さを確保しつつ、ラインコンタクト系ほどセッティングに敏感ではない使いやすさも両立。本体にはM2.5のネジ穴加工を施し、ネジとナットを同時に押さえる必要がなく、ヘッドシェルへの取り付けを比較的スムーズに行える。


主な仕様は、チャンネルセパレーションが25dB以上、チャンネルバランスが1.0dB以下、周波数特性が20Hz〜20kHz(±2dB)、コンプライアンスが12mm/N、針圧が1.8〜2.2g。インピーダンスはASKA-Hが150Ω、ASKA-Lが5Ω。推奨負荷抵抗はASKA-Hが1kΩ以上、ASKA-Lが30Ω以上。カンチレバーは6mm長の硬質アルミニウムパイプで、質量は5.8g。

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