2023/03/04

価格高騰による厳しさ増すなか、「音楽の本質を伝える」というオーディオの基本への立ち返りが今後の鍵

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KEFのアクティブワイヤレススピーカー「LS60 Wireless」。独自の同軸ドライバーを活用しながら、HDMIの搭載やネットワークとの連携など、最新テクノロジーでスピーカーを革新する気鋭のプロダクト。スリムデザインでリビングへの設置しやすさもポイント

写真はフェーズメーションの「CHD-1000」。2022年にはアナログ式のチャンネルデバイダーのラインナップが多数出揃う珍しい年であった。チャンネルデバイダーは、オーディオ信号を周波数ごとに帯域分割し、スピーカーユニット(トゥイーター/スコーカー/ウーファー)それぞれに送り出す役割を果たす

エソテリック初のアナログプレーヤーにして、マグネットの力で非接触でターンテーブルを回転させる独自技術で世界を驚かせた「Grandioso T1」。非常に高精度な加工技術と流麗なデザイン、振動を適切にコントロールする音質技術など、エソテリックの技術の粋が込められている

HDMI搭載プリメインアンプというジャンルを切り開いたマランツの「MODEL 40n」。専用室ではなくリビングに設置し、テレビと連携することで映像コンテンツもいい音で楽しみたい、という需要にうまくマッチして大ヒットを飛ばした。マランツの高音質技術が搭載された“妥協のない”音作りも高評価の理由のひとつ

レコードは持っているけれど、レコードプレーヤーは持っていない、という新しい世代も増えているという。そんな世代にも刺さったのがオーディオテクニカのサウンドバーガー「AT-SB2022」。年配者には懐かしく、若い世代には新鮮に映ったのがヒットの理由と言えるかもしれない

この春に完成したばかりの生形氏の新リスニングルーム。オーディオスペースコアの筏氏とともに、部屋の定在波対策など設計段階からこだわりながら作り上げて行ったのだという photo/君嶋寛慶

広く支持を集めているJBLの「4305P」。いかにもJBLというホーントゥイーターが目を惹くが、スマートフォンやネットワークなどとも連携できる手軽さが魅力。新しいアクティブスピーカーユーザーを開拓している

DALIがフラグシップとして昨年のミュンヘン・ハイエンドで発表した「KORE」(国内価格はペア1650万円)は世界の市場を驚かせた。コロナ禍で研究開発の時間がゆっくり確保できたこともあり、これまでにない技術や物量投入がなされたモデルも登場してきている

密閉型スピーカーにこだわり製品開発を続ける国産ブランド・クリプトン。「KS-3SX」はクリプトンの基本理念に忠実に、内部配線材や仕上げにもこだわったモデル。バイワイヤリングなど、アクセサリーによるグレードアップも積極的に提案している

テクニクスの「SB-C600」は実売10万円強で購入できる注目の1台。高域特性を補正する独自のリニア・フェイズ・プラグ搭載の同軸ユニットも含め、すべて自社設計できることはテクニクスならではの強み

10万円を切る価格でHDMIを搭載、USB-DACにプリメインアンプ&ヘッドホンアンプ搭載と、いまのオーディオ再生に求められるあらゆるスペックをコンパクトボディに凝縮したティアックの「AI-303」。デジタルフィルターやNOSモードなど、オーディオマニアの心をくすぐる音質への取り組みも注目

アナログ再生の究極を追求する取り組みとして「ダイヤモンドカンチレバー」搭載カートリッジが挙げられる。オルトフォンの「MC Diamond」やフェーズメーションの「PP-5000」など、カートリッジ単体で100万円を超えるものも多いが、最先端の技術でレコードからさらなる音質を引き出す取り組みも活性化している


オーディオ評論家としてのみならず、作曲家、エンジニア、音楽大学の講師など多方面に音にまつわる活動を精力的に行っている生形三郎氏 photo/君嶋寛慶

ラックスマンのフラグシップとなるアナログプレーヤー「PD-191A」は、創業100周年を間近に控える同社の新たな挑戦。サエクのナイフエッジ技術を活用したオリジナルのトーンアームはもとより、プレーヤー構造そのものにまで手を入れ音質を追い込んだ
 
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4/3 11:00 更新