2015/08/28

【第132回】高橋敦の“オーディオ金属”大全 − 音と密接に関わる「金属」を知る

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いちばんわかりやすく身近な用例は配線材。写真で太いのは単線で外皮も透明なので銅とわかりやすい。他もメッキやラバーで覆われているが中身は銅の70年代製配線材

こちらは単なる銅板。この赤っぽい金属色が銅そのものの色だ

SAECのイヤホンリケーブル「SHC-120」シリーズの導体素材は「PC-Triple C」無酸素銅

WBTのポール型端子「WBT-0703Cu」は樹脂素材と複合させることで端子としての強度、接触の確実性を確保しつつ純銅を利用

ハウジング全体を真鍮から削り出しているSony「XBA-100」

ORBのMMCXリケーブル「Clear force MMCX」の端子は真鍮削り出し+金メッキ

ノイズシールド(外来ノイズの遮断部品)としての利用例も。こちらの写真左がマランツのプリメインアンプの電源トランスのシールドケースの例

ジェラルミン筐体といえばこちらAstell&Kern「AK240」。こういった不思議な形状への加工性も高いのがアルミ合金の特長

アルミ系素材はいまやありふれているので、OPPO「HA-2」のように異素材である本革と組み合わせるなど、デザイン上の工夫も求められてくる

頑強さが特に求められるディスクプレイヤーのシャーシは鋼活躍の場面。Pioneer「BDP-LX88」

Astell&Kern「AK240SS」。元々のジェラルミン筐体のモデルよりは重くなっている。こちらはヘアライン仕上げでクールな印象

懐かしのiPod nanoの裏面。見事な鏡面仕上げもいまや傷だらけ。だがそれがいい!

純銀製の配線材

純銀導体リケーブル、AUDIOTRAK「Re:cable SR3」

おなじみ金メッキプラグ

おなじみ金メッキジャック

全ドライバーが純マグネシウム振動板というフォステクスのスピーカー「G1003MG」のツイーター

同じくミッドレンジ/ウーファーのドライバーユニット

見た目クラシカルなTANNOY「Turnberry/GR LE」だがツイーターの振動板はアルミ・マグネシウム合金…アルミとマグネシウムどっちが主体の合金なのだろう?

見た目からして挑戦的なKEF「Blade Two」のミッドレンジの振動板はリチウム・マグネシウム・アルミの特殊合金とのことでもうなんだかよくわからない

JBLはツイーター振動板にチタンを使うことも多い。写真のモデルは「S4700」

純チタン削り出し(と思われる)FitEar「fitear」のテーパードポートステム

近年だと「ベリリウム振動板といえばTAD!」な印象。こちらは「TAD-CE1」

Campfire Audio「Lyra」はベリリウム製ダイナミックドライバーを搭載とのこと。筐体は金属ではなくセラミック

生産工程が機械自動化されている工業用ではなく我々が一般に見られるものとしては、はんだはこんな感じでワイヤーとして巻かれた状態で販売され利用されている

こちらははんだごて。電気を熱に変えてこて先を高温にし、その熱ではんだを溶かす

再掲となるが金メッキプラグ

再掲となるが金メッキジャック

フルテックの3.5mmステレオミニプラグ「FT-735SM(R)」はロジウムメッキ。そして導体は純銅!

オヤイデのRCAラインケーブル「ACROSS750 RR V2」の端子部もロジウムメッキ。導体は同社開発の銅素材「102 SSC」

こういう普通に銀色で特に何とも言われてない端子は基本的にニッケルメッキ。写真は20年近く使っているSony「MDR-CD900ST」だが全く問題ない

ALO audioが限定数販売したポタアン「Rx/Nickel plating」は美しい艶消しニッケルで仕上げられている

B&Wとしての初のヘッドホンだった「P5」のクラシカルかつ現代的な洗練もあるデザインを構成している要素のひとつがクロームメッキ仕上げのフレーム

オーディオではないが古いエレクトリックベース。弦を乗せるサドル(コマ)はニッケルメッキがくすんでいるが、その下のプレートのクロームメッキはそれほどは痛んでいない

またもオーディオではないがiPhone5のブラック。アルミ筐体製品のカラバリはだいたいアルマイト

アルマイト加工は十分な耐久性を持ってはいるが普通に使っていても剥げたりはするので、使い込めばちゃんと味わいが出てくる

というわけで、今回は音質とも密接な関係を持つ“金属”の世界を探求

 
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