PR 公開日 2023/07/11 06:30

“耳を塞がないイヤホン”の要素を全クリ!SOUNDPEATS「RunFree」を選べば間違いなし

VGP2023 SUMMERで「企画賞」「部門金賞」を獲得
高橋敦
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開放型ヘッドホンを想起させる “キレの良さ”




当然であるが音質面も、不満を感じることのないレベルが確保されている。この言い回しには「それ不満は感じないけど褒めるほどでもないってことでは?」と逆に不安を感じるかもしれないが、ここではポジティブに受け取ってほしい。「耳を塞がない系イヤホンはやっぱり音質面では不利だから仕方ないよね」という先入観をもって音を聴くと「いや思っていたよりぜんぜん不満ない!」と驚くだろうという、そんな意味合いだ。

特に驚かされるのは低音の存在感だろう。宇多田ヒカル「BADモード」など一般的なポップスのベースラインの音域であれば十分に再現し、その曲らしいグルーヴをちゃんと届けてくれる。このモデルは音の伝播経路を変えることで重低音を生み出す独自の「ラムダ型音響空間」という技術を採用とのことなので、その効果も大きいのだろう。YOASOBI「アイドル」のサビのベースの超低音域での響き再現まではさすがに厳しいが、それでもベースの音像本体、その音程感や動きはしっかり届けてくれる。

ドライバーからの音が直接耳に届く

その低音も含めて “音のキレの良さ” も持ち味であり、音の立ち上がりが遅れる、音の止まりがスパッとしない、音像が緩く太るといったことがない。開放型ヘッドホンを思い起こさせるようなキレの良さだ。周囲の音を取り込むための耳を塞がない構造が、音質面にも好感触をもたらしている。そのキレの良さは、ギターのように弦を弾くアコースティック楽器のアタック感に注目すると特にわかりやすい。あるいは前述の「アイドル」のサビの後半、ベースのスタッカートがポイントになっているが、そのスタッカートもスパッと切れてくれる。

ただし以上は、静かな室内での印象。これが都心の雑踏などになるとさすがに、特に低音側はその騒がしさにかき消されがちだ。だがそれはこのモデルに限った話ではなく、このスタイルのイヤホン全般がそういうものなので受け入れるしかない。そこは、周りの音と再生音がどちらも自然に聴こえてくるという、このスタイルならではの魅力とのトレードオフだ。

屋外では「外の音」と「音楽」が自然と混ざって聞こえる

気になったら「これを選べば問題なし」



あとは、音漏れの程度が気になる方も多いだろう。そもそも密閉型ではないので「漏れる」という表現は不正確だが、再生音が周囲にどれほど聴こえてしまうかという点だ。このスタイルのイヤホンはいかにも音漏れが大きそうなので、そこの不安を感じるのは当然かもしれない。

だが、実際に都心駅近くの雑踏で編集者と二人で確認したところ、音漏れは意外なほど小さかった。最大音量の50%ほど、その騒がしさの中で音楽を十分に楽しめる大きめの音量にしても、肩と肩が触れ合うほどの距離にまで近づいてやっと「何か軽快なテンポの曲が聴こえてくるな」とリズムがわかる程度。「歌詞まで聴こえる」なんてことはまったくない。

屋外では、耳を近づけてようやく “聴いていることがわかる” レベル

この程度しか音漏れしないのであれば、「周りの人との距離が近い電車内」「周りが静かで音が目立つ図書館」のような特定のシチュエーションでなければ、おおよそ問題なさそうだ。

総じて、大半のユーザーがこのスタイルのイヤホンに求めるであろう要素はすべてクリア。しかもこの価格で。実際にこの手のイヤホンを必要としているユーザーはもちろん、この手のイヤホンってどんなものなの? という興味本位のイヤホンマニアも、まずはこれを体験してみれば間違いはないだろう。



(提供:SOUNDPEATS)

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