• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/04/10 22:00

Amazonから本気の “オーディオ製品” 登場!「Echo Link Amp」を早速聴いた

ストリーミング再生可能なプリメイン
折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日4月10日、アマゾンジャパンが「Echo Link」および「Echo Link Amp」の国内発売を開始した(関連ニュース)。

「Echo Link」¥24,980/税込

「Echo Link Amp」¥36,980/税込

この2モデルは、Amazon純正のAlexa対応スマートスピーカー「Echoシリーズ」のラインながら、 “アンプ” を内蔵するオーディオ機器として活用できるモデルだ。Echo LinkはAlexa対応プリアンプ、Echo Link AmpはAlexa対応プリメインアンプ、と呼ぶこともできるだろう。

「Echo Link」(左)と「Echo Link Amp」(右)

ともにストリーミング再生が可能なため、Amazon MusicやSpotifyなどを聴くためのシステムを構築するにあたり、「すでにパワーアンプを持っている、もしくはアクティブスピーカーを利用している」ユーザーはEcho Linkが、「パッシブスピーカーを使っている、またはイチから安価なシステムを構築したい」といったユーザーはEcho Link Ampが選択肢になるわけだ。

本記事では2機種のうち「Echo Link Amp」にスポットを当てて、その実力をチェックしたい。

Echoシリーズと連携するネットワーク機能内蔵プリメインアンプ

まず、Echo Link Ampの基本的な仕様を確認したい。本体サイズは217x242x86mmとコンパクトで、デスクトップなどでも利用できる。カラーはブラックで、天板はパンチングメタル風(素材はプラスチック)に仕上げられている。ボリュームノブをセンターに配したデザインは、Hi-Fiオーディオ的なルックスといえる。

天板はパンチングメタル “風”

オーディオ機器として見ると、先述の通りAmazon Echoシリーズと連携するネットワーク機能内蔵のプリメインアンプということになる。内蔵アンプは60W×2チャンネルのClass Dデジタルアンプで、ステレオのスピーカー出力を搭載(8Ω)。アンプの仕様などはAmazonの販売サイトに詳細スペックが公開されている。

Echo Link(上)とEcho Link Amp(下)のシステムイメージ

ホームオーディオとの接続については、RCAアナログ入出力、光/同軸デジタル入出力をそれぞれ1系統搭載しており、CDプレーヤーなども接続可能。さらにサブウーファー出力、3.5mmヘッドホン出力(アンプはTPA6120A2を内蔵)まで用意する。ネットワークとの接続は内蔵Wi-Fiに加え、LAN端子経由で有線でも行える。

背面に端子部を備えており、アナログRCAおよび光デジタル/同軸デジタルの入出力端子を搭載する

一般的なオーディオ機器にあって、Echo Link Ampにないものもある。ボリュームノブと背面のSETUPボタンのほかには、電源を含めたボタン類がなく、電源コードを繋ぐと、常に電源オンの待機中の状態になる。ディスプレイも非搭載で、入力切り替えボタンも搭載していない。さらにはリモコンさえ付属していないのだ。動作を確認してみたところ、常時外部入力はアクティブになっており、同時に再生を行うとネットワーク再生が優先される形のようだ。

本体に搭載の操作系は背面のSETUPボタンと、前面の音量調整が可能なダイヤル式ノブのみ

また勘違いしやすいことだが、Echo Link Ampはマイクを内蔵しておらず、Alexaによる音声操作を受け付ける機能はない。音声操作は「Echo Dot」など外部機器と連携して行う。そういった意味でも、本機はEchoシリーズと連携した “コンパニオンデバイス” という位置づけなのだ。

Echoと同じように「Alexa」アプリからセットアップ

Echo Link Ampのセットアップの流れも紹介しよう。iOS/Androidの「Alexa」アプリから “デバイスの追加” を選び、 “Amazon Echo” のグループから “Echo Link Amp” を選択。Echo Link Ampの電源を入れるとセットアップモードになるので、あとはBluetooh経由で検出して、Wi-Fi登録やグループ設定を実行し、メインスピーカーに指定すれば完了。このように、基本的にはEchoスピーカーのセットアップと同じなので、迷うことなく進められるだろう。

「Alexa」アプリから “デバイスを追加” で「Echo Link Amp」を選択

「Echo Link Amp」をセットアップモードに切り替える


アプリから「Echo Link Amp」を登録

グループのメインスピーカーに指定しておく

Echo Dotと連携させる場合は、Echo Dotと同じグループに設定すればいい。Echo Dotに「Alexa、○○(曲名、アーティスト、アルバム等)を再生して」などと声をかけると、Echo Dotの音声応答と同時にEcho Link Ampから再生がスタートする(つまり音声応答が曲の頭に被るが、それはご愛嬌)。

似たような構成は、例えば「Echo Input」とプリメインアンプを組み合わせることでも実現できるが、これだとプリメインアンプ側の入力は常にEcho Inputに合わせておかないといけない。Echo Link Ampによって、Alexaシステムの幅はさらに広がるといえる。

次ページ6万 - 340万のスピーカーと組み合わせてみる

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX