ガジェット 公開日 2025/09/22 16:22

Logicool Gから新製品大量登場。コンパクトマウス、ラピッドトリガー搭載TKLキーボード、ヘッドセット等

「ブレイクスルーを実現する新製品」
Gadget Gate
編集部:平山洸太
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ロジクールは、同社ゲーミングブランド「Logicool G」の新製品を一挙発表。「ブレイクスルーを実現する新製品」として以下の9モデルを順次発売する。価格は、同社公式オンラインストアにおける税込価格となる。

・マウス「PRO X SUPERLIGHT 2c」26950円/10月9日発売・マウス「PRO X SUPERLIGHT 2 SE」20460円/10月23日発売・マウス「PRO X2 SUPERSTRIKE」価格未定/2026年初頭発売・キーボード「G515 RAPID TKL」25850円/10月9日発売・ヘッドセット「G321 LIGHTSPEED」9680円/10月23日発売・ヘッドセット「A20X LIGHTSPEED」27280円/10月23日発売・ホイール「RS50 SYSTEM」99440円/10月9日発売・ペダル「RS PEDALS」22550円/11月6日発売・ヘッドセット「A50X LIGHTSPEED WIRELESS HEADSET マクラーレンコレクション」59950円/10月9日発売

9月18日に実施されたメディア向けイベント「Logicool G Play 2025 in Tokyo」にて発表されたもの。昨年9月に海外で実施された「Logi PLAY 2024」にて発表された新製品を中心に、日本展開を発表・初公開した格好だ。なおこのイベントは、マドリード、上海、ドバイ、イスタンブール、メルボルンでも実施されている。

■PRO X SUPERLIGHT 2c

「PRO X SUPERLIGHT 2シリーズにコンパクトという概念を追加した」という新モデル。既存モデルからサイズを約5%小さくし、質量は10%以上軽い51gを実現している。グリップや手のひらのサイズに応じて、よりコンパクトなPRO X SUPERLIGHT 2を求めているユーザーに最適だとしている。カラーはブラック、ホワイト、マゼンタ。

開発にあたり、従来の機能をそのままにどう軽量化するかに苦労したとのこと。ボトムケースは従来と同じ0.7mm厚を維持しつつ、トップケースはより薄くしたという。不要なコンポーネントも排除。パーツが減ることで地球にも優しいとしている。

サイドボタンをコンパクトに合わせて調整し、クリック感を維持しながら最適化。VALORANT等のFPSタイトルで重要な滑りの部分については、ソールの形状を変更して最適化させたという。

ほか、44000DPI/8000Hzのポーリングレートを実現するHERO2センサー、遅延を抑えた独自無線技術「LIGHTSPEED」、メカニカル特有のクリック感とオプティカル特有の反応速度を両立したというスイッチ「LIGHTFORCE」といった、従来からの特徴は継承。専用マウスパッドとの組み合わせで使用しながら充電できる「POWERPLAY2」にも対応する。

■PRO X SUPERLIGHT 2 SE

PRO X SUPERLIGHT (第1世代)の後継モデルとして、PRO X SUPERLIGHT 2よりも手頃な価格を実現したというモデル。前モデルから質量を63g未満から60gに軽量化し、HERO 25Kセンサーから最新のHERO2センサーに変更している。カラーはブラックとホワイトの2色。

そのほか、充電端子はUSB-C(従来はmicroUSB)になり、バッテリーは70時間から88時間に拡張。スイッチはメカニカルからLIGHTFORCEになるなど、全面的にアップグレードされている。ワイヤレス接続は1kHzとなるが、別売のレシーバー「PRO LIGHTSPEED RECEIVER」を購入することで最大8kHzに対応する。

なお、PRO X SUPERLIGHT 2との差分として、バッテリーは95時間から短縮。付属品も削られており、グリップテープ、クリーニングクロス、追加の格納フタ、USB延長ケーブルは同梱されない。

■PRO X2 SUPERSTRIKE

スイッチの部分にまったく新しい考えを採用し「クリックの体験を次世代に」するという新マウス。物理的なクリックではなくハプティクスを採用することで、最大30msのクリックの高速化を実現。ラピッドトリガーやアクチュエーションポイント、クリックの強さの調整も可能になる。設定の共有も可能だ。

質量は65g。HERO2センサーを搭載し、LIGHTSPEEDのワイヤレス接続に対応する。バッテリー持続時間は最大90時間となる。

■G515 RAPID TKL

Logicool G初となる、ラピッドトリガー搭載のロープロファイルキーボード。厚みは22mm。数層のサウンドダンピングフォーム、ダブルショットPBTキャップ、潤滑されたスイッチによって優れたタイピング体験を追求している。カラーはブラックとホワイトの2色。

磁気式アナログスイッチを採用することで、ラピッドトリガーに加えてKEY PRIORITY(SOCD)にも対応。KEY CONTROLにより、キーごとに最大15の割当ができる。なお、接続は有線のみとなっている。

■G321 LIGHTSPEED

「ガチのゲーマーからエントリー、初めてゲーミングヘッドセットを購入するユーザーに最適」だというゲーミングヘッドセット。ヘッドバンドが分厚く形状記憶のイヤーパッドを備えるなど、装着時の快適性にも配慮している。

接続はLIGHTSPEEDおよびBluetoothに対応。高性能オーディオドライバーや、瞬時にミュートできる16kHzフリップ式マイクを備えている。カラーはブラックとホワイトの2色。

■A20X LIGHTSPEED

Astroブランド初のLIGHTSYNC RGBライティングに対応するゲーミングヘッドセット。PLAYSYNCオーディオ機能も搭載し、イヤーカップのボタンを押すことで、PCゲームとコンソールを簡単に切り替えすることができる。

Logi-G PRO 40mmドライバーを採用し、クリアなサウンドを実現したと説明。Astroの特徴としているMIXAMP機能も搭載する。マイクはG522同等だという48kHzの高性能マイクで、Blue VO!CE機能も備える。接続はLIGHTSPEED、Bluetooth、USBの3種類。ブラックとホワイトの2色をラインナップする。

■RS50 SYSTEM

モーターの振動をダイレクトに伝えるダイレクトドライブを採用するゲーミングホイール。独自ソフトウェアによって実現するTRUEFORCEフィードバックにより、エンジンの回転数から路面環境の変化までリアルに手元に伝わるとアピールする。

これまで上位にあたるProシリーズではダイレクトドライブ&TRUEFORCE搭載のモデルを用意していたが、価格が10万円を超えてしまうということでより価格を抑えたモデルを開発したかたち。トルク出力は最大8Nmとなる(Proは11Nm)。

テーブルクランプが付属し、レーシングシートだけでなくデスクスタイルにも対応する。なお、ベース部分「RS50 BASE」も単体で販売する。こちらの発売日は11月6日。同社公式ストアでの販売価格は59,950円(税込)。

■RS PEDALS

最大75kgの負荷に対応したペダルで、好みに合わせて調整可能なロードセルブレーキ搭載。本モデルもホイール同様、これまでProシリーズしかなかったが、より価格を抑えて導入できる選択肢が追加された格好となる。Proシリーズや下位シリーズとの連携も行える。

ダンパーとスペーサーの組み合わせにより、レーススタイルに合わせてブレーキペダルの物理的な感触をチューニングできる。アクセルペダルには非接触型ホール効果センサーが搭載され、精度、寿命、耐久性が高められている。なお別途、ホール効果センサーを同じく採用したクラッチ「RS Clutch」も6600円(税込/公式ストア価格)で同時発売する。

■A50X LIGHTSPEED WIRELESS HEADSET マクラーレンコレクション

マクラーレンカラーを採用する、ゲーミングヘッドセットのコラボモデル。機能に関しては、既存モデルのA50Xと同様。台数限定での販売となる。PLAYSYNC機能やPRO-G GRAPHENEドライバー、LIGHTSPEEDワイヤレスなど、基本的なスペックはA50Xと同様。

■すべてのPLAYにブレイクスルーを

イベントの冒頭にはLogicool 代表取締役社長の笠原健司氏が登壇。今回のイベントの開催について、世界中の幅広いユーザーに対して「ゲーミング市場を活性化させ、世界中のゲーマー、eスポーツのプロ選手、ストリーマーやクリエイターのみなさんにブレイクスルーをお届けしたい」と述べた。

その上で、今回のキーメッセージが「すべてのPLAYにブレイクスルーを」であることを紹介。革新的な新製品、Xフォロワー数30万以上の高いコンテンツ拡散力、日本国内のサポート等による信頼・安心の3要素によって、「ブレイクスルーを体験して頂く、そういった思いで支援をしている」とアピールする。

また同社ではグローバルで日本市場を重要視しているとのこと。同社では実際のゲーマーやプロ選手のフィードバックを聞いて製品開発に活かしているが、主に海外プロ選手の声を聞いて反映してきたという。これからは日本のeスポーツのプロ選手の声をヒアリングし、開発に反映させていくと宣言した。

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