ガジェット 公開日 2025/06/19 17:00

FCNT、8万円台のハイエンドスマホ「arrows Alpha」。AI時代の“必要十分”を追求

必要十分な機能を備えつつAI時代に対応
Gadget Gate
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
FCNTは、arrowsブランドのスマートフォン「arrows Alpha」を8月下旬以降に発売する。キャリアモデルとしてNTTドコモが取り扱うほか、SIMフリーモデルも別途展開する。なお、SIMフリーモデルの価格は8万円台を予定している。

同社がハイエンドモデルとして展開する、新たなブランドのスマートフォン。各社ハイエンドモデルが価格上昇を続けており、必要十分な性能のローレンジ〜ミドルへのシフトが進んでいる中、ハイエンドモデルならではの “AI時代に必要十分” な最先端テクノロジーの提供を目指したとしている。

開発にあたって、10万円以下の価格を目指したとのこと。これによって、スペックや自分に必要なものを妥協なく選ぶユーザーだけでなく、一度ハイエンドモデルから離れてしまったようなユーザー、ハイエンドに興味はあるものの踏み出せないユーザーへの訴求も想定しているという。

ディスプレイは約6.4インチのOLEDを採用。解像度はフルHDを超える2,670×1,200ドットだとアピールする。ピーク輝度は3,000nit、リフレッシュレートは1〜144Hzの可変となる。ほか、ステレオスピーカーを備え、Dolby Atmosもサポートする。

カラーはホワイトとブラックの2色で、デザインは「高品質で繊細な加工を施したフレーム」を採用しつつ、「平面と側面を高度に融合させたデザイン」により、ユーザーの手にフィットすることを目指したとのこと。背面はすりガラスのような見た目と質感を追求。横幅は同社が「人間工学に基づいた最も握りやすい幅」とする、72mmに設計している。

堅牢性も追求し、1.5mの高さからコンクリートに落下させてもディスプレイが割れないとアピールする。ディスプレイには強化ガラスのGorilla Glass 7iを採用。米国国防総省の調達基準であるMIL規格で23項目に準拠するほか、IP68/IP69の防塵防水にも対応する。

プロセッサーにはMediatekのDimensity 8350 Extremeを採用し、「arrows史上最高性能」を実現したとのこと。瞬間的なパフォーマンスではなく安定して高いパフォーマンスを維持し続けることを目指しており、大型のベイパーチャンバーによる冷却機構も搭載する。RAMは12GB(DDR5X)、ストレージは512GB(UFS4.0)。2TBまでのmicroSDもサポートする。

バッテリー容量は5000mAhで、「電池性能にも徹底的にこだわった」と説明。バッテリー持ちについても、1度の充電で2日間使えるとする。さらに独自技術によって、5年間の長寿命バッテリーを実現したとしている。付属の90W充電器を使用することで、10分で40%、35分で100%の超急速充電も行える。

背面カメラは2眼構成で、メインカメラは約5030万画素、超広角カメラは約4990万画素となる。メインカメラにはソニーLYTIAブランドのイメージセンサー「LYT-700C」を採用。1/1.56のセンサーサイズと光学式手ぶれ補正(OIS)により、カメラ画質にもこだわったとする。フロントカメラは約4990万画素。

AIを活用したカメラ機能「arrows AI for カメラ」を採用。これにより「カメラ画質を従来とは一線を画すレベルまで進化させた」と説明しており、たとえば明るすぎる場所での白飛び、暗い場所の黒つぶれなどを抑えて「肉眼で見たような自然な撮影」を実現したとのこと。ほか、複数枚の連続写真から全員が目の開いた写真を生成する機能、ペットなど動く被写体で最適なシャッタースピードを選びブレを抑える機能なども備える。

AI機能では、Androidに搭載するGoogle Gemini、かこって検索、Googleフォトなども利用可能。加えて独自の「arrows AI」によって、操作していない間に届いた通知をAIが要約する「通知を要約」(秋冬にソフト更新で実装予定)、やりたいことを伝えると最適な設定項目を提案してくれる「自然な言葉で機能を探す」などを搭載している。

ほか、既存モデルの「arrows We2 Plus」に引き続き、自律神経測定機能を搭載。指紋認証と顔認証に対応する。USB Type-C端子からの映像出力(DisplayPort 1.4)もサポート。外形寸法は約72W×156H×8.8Dmm、質量は約188g。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX