ガジェット 公開日 2025/06/03 17:15

フィリップス、“-0.08mmの深剃り”に進化した最高峰シェーバー「i9000 プレステージ ウルトラ」。ヘッド20%小型化で密着性向上

機能を抑えて価格を落としたプレステージも
Gadget Gate
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
フィリップス・ジャパンは、回転式電動シェーバー「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」および「フィリップス i9000 プレステージ」を6月11日に発売する。

販路や付属品、カラーの異なるバリエーションが用意されており、プレステージ ウルトラでは5モデル、プレステージでは8モデルが展開される。価格はオープンだが、価格レンジとしては5万円台から10万円台近くが予想される。

さらに優しい深剃りを追求した、同社最高峰モデル。これまでのモデルでは肌下マイナス0.01mmの深剃りであったところ、新モデルではマイナス0.08mmの深剃りを実現したとアピールする。合わせて新設計のヘッドを採用することで、より肌の凹凸に密着でき剃り残しを減らせるとしている。

両モデルとも基本的なシェービングにおけるスペックは同様。ウルトラのほうが多機能で、5つのシェービングモードを切り替えでき、シェービング状態のガイド表示は圧力だけでなく動きにも対応する。また、ウルトラはUV充電ケースが付属するラインナップも用意する。ほか、ウルトラはディスプレイがフルカラーに対し、通常のプレステージは白黒となっている。

両モデルともヘッドには、20%小型化した「360° プレシジョンフレックスヘッド」を採用。ヘッドが小型化することで、顎などの剃りにくい部分の密着しやすくなり、剃り残しを少なくしたという。さらにヘッドには1平方センチメートルあたり最大50万個のマイクロビーズを施した「スキンプロテクションテクノロジーPro」も施し、肌との摩擦の50%軽減を図っている。

外刃は前モデルから10%薄くなった。1枚めのリフト刃がヒゲを引き上げ、2枚めのカット刃が深剃りを行う「スーパーリフト&カットテクノロジー」を採用。72枚の回転刃により、毎分165,000回のカットを行う。同じ箇所を何度も剃ると肌の負担になることから、パワフルなカットを目指したそうだ。

ヒゲの密度を毎秒500回感知し、ヒゲの濃さに合わせて自動でパワー調整する「ヒゲ密度感知システム」も引き続き搭載。ヒゲの密度は顔の場所によって異なることから、この密度を認識することで、どの場所でも同じ感覚でそれるようなパワーを提供するという。

刃はこれまでのモデルと同様、オランダ・ドラハテンにあるシェーバー工場で加工・製造される。外刃には、スウェーデン生産のオーステナイト系ステンレス鋼を採用。内刃には低アレルギー性のサージカルステンレス刃を使用している。オイル差しは不要で、替刃交換は2年に1回。

ウルトラでは、従来の「SkinIQ」を進化させた「SkinIQ Pro」を搭載(通常のプレステージはSkinIQを搭載)。SkinIQとは、ヒゲの濃さや顔の輪郭を感知し、一人ひとりの肌に最適なシェービングをサポートするシステム。上述したヒゲ密度感知システムもこれに含まれ、顔の凹凸に密着して剃り残しを減らしたりする機能も備えている。

SkinIQ Proでは、5つのシェービングモードを搭載。通常のモードに加えて、インテンス、フォーム、センシティブといった用途に合わせて切り替えられる。回転数と感圧センサーの強さをアプリから調整できるカスタムモードも搭載する。

さらに、シェーバーの状態をセンサーで認識して、シェービングを光でガイドする機能も進化。これまではヘッドの圧力のみをガイドすることが可能だったが、SkinIQ Proではシェーバー本体の動きも合わせて知らせることが可能に。時計回りに回転させながら剃るという、同社ならではの動きについて、最適な速度かを把握できるようになっている。複合表示だけでなく、圧力のみ、動作のみ、非表示の選択にも対応する。

両モデルとも専用アプリとの連携に対応しており、アプリからは動きや圧力をリアルタイムで確認することができる。過去の使用時間、動きや圧力をグラフで表示することも可能。ウルトラでは、上述したカスタム機能の調整が行える。

ウルトラの一部モデル(XP9405/49、XP9404/49)にはUV充電ケースが付属。同社シェーバーでは初だという。蓋の裏側にUVライトが仕込まれており、シェービングヘッドにUV照射することでバクテリアを99%除菌をすることが可能。バクテリアが繁殖すると肌の刺激になることから、これも肌への優しさに貢献する仕組みだとした。

発表会では、6月11日から放映開始のテレビCMに出演した、新アンバサダーの賀来賢人さんが登壇。CMでは髭剃を剃っているシーンや、俳優として走っているシーンなどが表現されているが、普段は撮られない髭剃りのシーンもあったことで、「ちょっと不思議な感じ」の撮影だったと語った。

また賀来さんは本製品のデザインについて、「注目すべきは3つのここ(ヘッド部分)ですよね。安定感のあるデザインなんだけども、すごく最新の技術がここに詰まっている感じ」とコメント。「ラグジュアリーですし、洗練されてますよね」と気に入っている様子だった。

実は肌が弱いタイプだという賀来さん。それでも本製品であれば「体に負担のない馴染み方というか、かつ深剃りもできちゃう」そうで、「相性の良い電動シェーバー」だと、肌への優しさを絶賛した。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX