公開日 2025/06/30 16:09

BenQ、“世界初”のAI採用4Kホームプロジェクター「W4100i」「W2720i」。「AIシネマモード」を導入

独自技術「HDR-PROチューニング」も搭載
編集部:長濱行太朗
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ベンキュージャパンは、世界初を謳うAI搭載4Kホームプロジェクター「W4100i」「W2720i」を7月10日に発売する。価格は、両モデルともオープンだが、市場ではW4100iが税込519,000円前後、W2720iが税込349,000円前後での実売が予想される。カラーはいずれもブラックのみ。

「W4100i」

「W2720i」

“AIが導く、ホームシネマの最適解。” のコンセプトの基、世界で初めてプロジェクターにAIを搭載することで「制作者の意図した色を忠実に再現する」ことを追求したモデル。同社のラインナップの中で、W4100iがハイエンドクラス、W2720iがハイミドルクラスに位置している。

両モデルともデバイスはDLP、光源は4LEDを搭載。W4100iは明るさが3,200ルーメン(ANSI)、色域がDCI-P3 100%/Rec.709 100%のカバー率となっている。W2720iは明るさが2,500ルーメン(ANSI)、色域がDCI-P3 90%/Rec.709 98%のカバー率をマークしている。工場出荷時には1台1台キャリブレーションを実施しており、色域を保証するキャリブレーションレポートも付属する。

AIを活用した新たな画質モードとして「AIシネマモード」を搭載。AIが映像のシーンとオブジェクトを認識し、映像の内容に合わせて、明るさ/色/コントラストをリアルタイムで最適化。プロレベルの画質調整をAIが代行し、自動で作品の空気感や色彩のニュアンスまで再現できるとアピールする。また、W2720iは明るさセンサーを搭載しているため、視聴環境の明るさも考慮した自動映像調整が可能だとしている。

シーンに応じた理想的な明暗表現を引き出す、独自技術の「HDR-PROチューニング」も採用。映像を複数のゾーンに分割して明暗を分析/調整する「ローカルコントラストエンハンサー」、映像全体の明るさ分布を解析してコントラストのトーンカーブを調整し黒潰れを抑える「グローバルコントラストエンハンサー」、そして4LED光源のハードウェア制御とソフトウェア制御の連携でシーンごとにコントラストを調整する「Dynamic Black」の3つの機能を組み合わせ、より豊かな映像体験を追求した。

「HDR-PROチューニング」技術を導入

さらにW4100iのみ、映像の輝度/色域をフレーム単位でリアルタイム解析する「ダイナミックトーンマッピング」機能も搭載。シーンに応じた最適な色階調とコントラストに自動補正を行い、より自然な映像表現が楽しめるとしている。

両モデルとも光学ズームに対応しており、投写距離はW4100iが100型 2.5 – 3.3m/150型 3.8 – 5.0m、W2720iが100型 2.2 – 2.9m/120型 2.7 – 3.4m。レンズシフトは、W4100iが上下0 – 60%/左右±15%、W2720iが上下±5%の仕様となっている。

W4100iは、100型 2.5 - 3.3m/120型 3.0-4.0m/150型 3.8 - 5.0mの投写距離としている

入出力端子も共通で、HDMI×3基(eARC×1、4K/120Hz×1)、光デジタル音声出力×1基、ステレオミニ出力×1基、USB Type-A×2基(メディア用×1、2.5A給電用×1)、USB Mini Type-B×1基(ファームウェアアップデート用)、RS-232×1、トリガーアウト×1基(DC 12V)を備える。スピーカーも内蔵し、W4100iは5W×1、W2720iは5W×2を搭載する。

W4100iの背面端子部

消費電力/通常動作時の運転音/外形寸法/質量はそれぞれ、W4100iが330W/34dB/420.5W×135H×312Dmm/約6.1kg、W2720iが241W/28dB/420.5×143H×305Dmm/約6.4kg。

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