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マジックリモコンにもAIボタンを搭載

LG、AIプロセッサーに磨きをかけた4K有機ELテレビ最上位「OLED G5シリーズ」/無線モデル「OLED M5シリーズ」

公開日 2025/07/01 11:00 編集部:成藤正宣
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LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社有機ELテレビの2025年度フラグシップモデル “OLED G5シリーズ” 4機種、およびワイヤレスモデル “OLED M5シリーズ” 1機種を、本日7月1日(火)より順次発売する。価格はいずれもオープン。各製品の個別の発売時期、および予想実売価格はそれぞれ以下のとおり。

OLED M5シリーズ

・97型「OLED97M5PJA」:税込4,510,000円前後/7月1日

「OLED97M5PJA」

OLED G5シリーズ

・83型「OLED83G5PJA」:税込1,210,000円前後/7月下旬
・77型「OLED77G5PJA」:税込880,000円前後/7月下旬
・65型「OLED65G5PJA」:税込616,000円前後/8月下旬
・55型「OLED55G5PJA」:税込451,000円前後/7月下旬

「OLED83G5PJA」

両シリーズともに、壁にぴったり密着させて設置ができる「On Wall Design」を採用。壁掛け用の取り付け金具がテレビ本体の中に収まる構造のため、テレビがもたらす圧迫感を最小限にできるとしており、視聴距離が気になる部屋でも大画面が楽しめるとアピールしている。

「On Wall Design」で壁にぴったり密着させて設置が可能

加えてOLED M5シリーズは、別筐体のチューナーボックス「Zero Connect Box」によるワイヤレス接続に対応。テレビ本体周辺の配線を最小限に抑え、設置の自由度とインテリアとのマッチングを高めた。

OLED M5シリーズは、チューナーを別筐体とすることでテレビ本体周辺の配線を大幅に抑えている

映像エンジンは共通して、ディープラーニングアルゴリズムをより強化したリアルタイムAIプロセッサー「α11 AI Processor 4K Gen2」を搭載。AIを活用した高画質化/高音質化機能にさらなる磨きをかけた。

映像面では「AI映像プロ」機能により、AIがシーンをフレームごとに解析し、解像度/明るさ/コントラスト/鮮明度を自動で最適化。低解像度の映像をピクセル単位で認識し、世界中のさまざまな映像データを学習したAIが高精度に4Kアップスケールする「AIスーパーアップスケーリング」や、人物/物体と背景を分離して立体感を引き立てる「オブジェクト型リアルタイム映像処理」、映像を1フレームごとに5,000以上の領域に分割し、奥行きやリアリティを高める「AIダイナミックトーンマッピングプロ」といった補正技術を搭載。

黒くつぶれて見えるような暗部の輝度のみをAIが調整する「AI輝度」のほか、HDR規格のDolby Vision/HDR10/HLG、コンテンツ制作者が意図した通りの画質を再現する「FILMMAKER MODE」なども搭載。ゲーム向け機能も、自動低遅延モード(ALLM)、AMD FreeSync Premiumテクノロジー、NVIDIA G-SYNC Compatibleなどをサポート。可変リフレッシュレート(VRR)は、OLED G5シリーズが最大165Hz、OLED M5シリーズが最大120Hzまで対応する。

音声面では「AIサウンドプロ」機能により、最大11.1.2chのバーチャルサラウンド再生を実現。2chのステレオ音源でも包みこまれるような没入感を体験できるとする。Dolby Atmos立体音響をサポートするだけでなく、BGM/環境音と音声を分離して聞き取りやすさを増す「AIボイスリマスタリング」、視聴している映像のジャンルにあわせてサウンドを自動最適化する「アダプティブサウンドコントロール」も搭載する。内蔵スピーカーは4.2ch構成で、合計出力は60W。ヘッドホン出力や、光デジタル音声出力、aptXコーデックでのBluetoothオーディオ出力機能も備える。

OSには独自のwebOS 25を採用し、多彩なアプリからストリーミングコンテンツに直接アクセスが可能。加えて操作面においてもAIを活用。ガイダンスに従って操作するだけでAIがユーザー好みの画質/音質に調整する「パーソナルピクチャーウィザード」「パーソナルサウンドウィザード」、対話形式で設定変更や操作が行える「AIチャットボット」、ユーザーの視聴履歴や検索ワードから好みの番組を提案する「AIコンシェルジュ」といった機能を搭載する。

専用リモコン「マジックリモコン」にも、新たに「AIボタン」を装備。ボタンを押して喋ることでAI機能が利用できるだけでなく、ユーザーの声に応じてLGアカウントも切り替えるため、シームレスに各ユーザーごとに最適化された視聴環境を呼び出せるとのこと。

HDMI端子は、M5シリーズが3基、G5シリーズが4基搭載。USB端子(USB2.0)は、M5シリーズが2基、G5シリーズが3基搭載する。ネットワークは共通して、有線LAN端子を1基備え、Wi-Fi 6E(IEEE802.11ax、a/b/g/n/ac)をサポートする。

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OLED M5シリーズのチューナーボックス「Zero Connect Box」

 

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