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Netflixにも対応

BenQ、新フラグシップ4Kプロジェクター「HT4550i」。同社初HDR10+対応、フィルムメーカーモードも搭載

公開日 2023/06/19 13:58 編集部:川田菜月
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ベンキュージャパンは、4Kホームプロジェクター「HT4550i」を7月7日より発売する。価格はオープンだが、税込450,000円前後での実売が予想される。

「HT4550i」

HT4550iは、同社のホームシアター向け4K対応プロジェクターの新たなフラグシップモデル。ベンキューとして初めてHDR10+に対応、動画配信サービスのNetflixもサポートした。

色味の経年劣化の発生を自動で調整するオートキャリブレーション機能を備えた4LED光源を採用。最大30,000時間(エコモード使用時)の長寿命設計とし、優れた低発熱性で静音性にも優れる(標準モード32dBA、エコモード時28dBA)。

輝度は3,200ANSIルーメンで、明るい部屋でも鮮やかな映像が楽しめる。色域はDCI-P3カバー率100%を実現、コントラスト比は800,000:1で、細部まで鮮明な映像表現が可能だとする。また、正確な色精度の品質確保のため、工場出荷時には色域のチェックを実施。その測定値の結果をキャリブレーションレポートとして製品に添付する。

上述したHDR10+のほか、HDR10/HLGもサポート。さらにDynamic Black技術を搭載し、LED調光でコントラスト比の向上を実現する。

独自機能「ローカルコントラストエンハンサー」も装備。映像を複数の領域に分割、それぞれの輝度を分析し各領域の明るさを調整するもので、より映像の深みと奥行きを高めた表現を可能にするという。

さらに、同社製品で初となる「フィルムメーカーモード」を搭載。これは映像を滑らかに表示するためのフレーム補間機能などの映像の後処理を行わず、オリジナルのアスペクト比とフレームレート(24p)を保持して再生するモードで、映画制作者の意図した映像を忠実に再現。往年の名作もフィルム映像の質感をそのままに堪能できるとしている。

1.3倍のズームレンズを搭載し、約3mの距離から120インチの大画面投写が可能。縦60%、横±15%の縦横レンズシフト機能や、±30度の台形補正機能(縦のみ自動補正)も対応する。

このたびNetflix対応のAndroid TVを内蔵、Netflix/Amazon Prime Video/Disney+/YouTubeのサービスにはワンクリックでアクセスできるように。ほかGoogle Playストア内のさまざまなサービスを利用できる。Google音声アシスタントおよび音声検索にも対応する。

背面に備える2系統のHDMI 2.0b端子は、うち1系統がeARCに対応し、サラウンドシステムとの接続にも対応。5.1ch/7.1ch/Dolby Atmosのパススルー出力が可能となる。

背面部

このほか、USB Type-Aを2系統(マルチメディア再生用、給電用を各1)、S/PDIF端子、3.5mmミニジャック、LAN、RS-232、12Vトリガー端子を各1系統ずつ備える。外形寸法は420.5×135×312mm、質量は約6.6kg。

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