KDDI、国内初のフルHD液晶スマホやIGZO搭載タブレットなど全10機種

KDDI（株）と沖縄セルラー電話（株）は、フルHD液晶を搭載した「HTC J butterfly」などauブランドのスマートフォン新モデル9機種、および7インチのIGZO液晶搭載タブレット「AQUOS PAD」を発表した。

全機種が4G LTEおよびテザリングに対応し、発売開始当初から全国800MHz帯のLETエリア（下り最大75Mbps）を利用できる。OSは「HTC J butterfly」のみAndroid 4.1を搭載し、タブレットを含むその他9機種はAndroid 4.0。なお、動画撮影は「VEGA PTL21」のみ最大1280×720対応で、その他のモデルはフルHD対応。

■AQUOS PAD SHT21　12月中旬発売

IGZO液晶を搭載した初のタブレット端末。液晶サイズは約7インチで解像度はWXGA（1,280×800）。CPUはデュアルコアのMSM8960/1.5GHzを搭載し、バッテリー容量は約3,460mAh。メモリはROMが16GBでRAMが1GB。

NFCにも対応しワンセグも搭載。IPX5/7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備えている。カメラはメインカメラが約808万画素、サブカメラが約31万画素。

7インチでLTE対応、大容量バッテリー搭載というモデルながら横幅106mmという、片手で持てるサイズを実現した点も特徴。外形寸法は106W×190H×8.9Dmmで、質量が約280g。

■HTC J butterfly HTL21　12月上旬発売

国内向けスマートフォンとしては初のフルHD液晶搭載モデル。5インチのsuper LCD 3ディスプレイを採用している。CPUはMSM9615 APQ8064/1.5GHzをクアッドコアで搭載し、バッテリー容量は約2,020mAh。メモリはROMが16GBでRAMが2GB。

NFCに対応するほか、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などのフィーチャーフォン機能も搭載。IPX5相当の防水性能も備えている。

従来機から引き続き「Beats Audio」を搭載するが、本モデルにはイヤホンは付属しない。メインカメラは約800万画素で、サブカメラが約210万画素。インカメラの画角を従来の66度から88度に広げたほか、F2.0の明るいレンズを採用するなどカメラ機能の強化も図っている。

■Xperia VL SOL21　11月2日発売

解像度1280×720、約4.3インチのHD "Reality Display"ディスプレイを搭載。arcシリーズの新機種で、グローバルモデル「Xperia V」にワンセグや赤外線通信などのフィーチャーフォン機能を装備させたモデルにあたる。なお、ドコモでも「Xperia V」の国内仕様モデルとして「Xperia AX」が発表されているが、「デザインやアーク形状の角度などが微妙に異なっている」（同社説明員）という。

CPUはMSM8660/1.5GHzをデュアルコアで搭載し、バッテリー容量は約1,700mAh。メモリはROMが16GBでRAMが1GB。IPX5/IPX7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能も備えている。

カメラの撮像素子には裏面照射型CMOSセンサー "Exmor R for mobile"を採用し、メインカメラが約1,300万画素、サブカメラが約31万画素。画像エンジンにはモバイルブラビアエンジン2を搭載している。