ニコン、動画撮影機能「Dムービー」搭載のデジタル一眼「D90」を発売

（株）ニコンは、「D300」（関連ニュース）の主要な仕様を継承しながら小型化したデジタル一眼レフカメラ「D90」を9月19日に発売する。ボディ単体とレンズキットが同時発売となり、価格は下記の通り。

・「D90　ボディ単体」
　　￥OPEN（予想実売価格12万円前後）

・「D90　AF-S DX 18-105G VRレンズキット」
　　￥OPEN（予想実売価格17万円前後）
　　※AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR 付

・「D90　AF-S DX 18-55G VR レンズキット」
　　￥OPEN（予想実売価格13万5千円前後）
　　※AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 付

・「D90　AF-S DX VR 18-200G レンズキット」
　　￥OPEN（予想実売価格21万円前後）
　　※AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm f/3.5-5.6G（IF）付

・「D90　アニバーサリーキット」
　　￥OPEN（予想実売価格18万円前後）
　　※NIKKOR発売75周年とNikonCameras60周年を記念し、AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR、スピードライトSB-400、および限定ストラップが付属

本機は、有効画素数12.3メガピクセルの「ニコンDXフォーマットCMOSセンサー」を搭載と、「D300」と同等の高画質機能を搭載したデジタル一眼レフカメラ。高画質を継承しつつ約132W×103H×77Dmmと小型化を図っているのが特徴だ（「D300」のサイズは約147W×114H×74mm）。

ISO200〜3200までの幅広い撮像感度に対応し、ISO100相当までの減感およびISO6400相当までの増感設定も可能。また、ISO800以上で高感度ノイズ低減機能が作動し、色ノイズや色にじみ、暗部ノイズを抑える。

動画撮影機能「Dムービー」を搭載したのも特徴のひとつ。一般的なビデオカメラよりも被写界深度が狭いため、ボケを生かした撮影が可能で、魚眼レンズなどの交換レンズを使って一味違った動画撮影が楽しめる。フレームレートは24fpsで、記録サイズは1280×720（720p相当）のほか、640×424、320×216から選択可能。なお、動画ファイルはAVI形式での記録となる。

「シーン認識システム」や「アクティブD-ライティング」など、様々な機能を引き続き搭載。さらに、「シーン認識システム」には顔認識を追加したほか、「ピクチャーコントロールシステム」にポートレートと風景の2モードを追加するなど機能強化が図られている。

従来機と同様、ニコン独自の包括的画像処理コンセプト「EXPEED（エクスピード）」に基づいた画像処理システムを搭載。約92万ドット（VGA）、視野角170度の3型液晶モニターを採用し、ハイアングル、ローアングルのライブビュー撮影でも構図の確認が容易だ。

記録媒体にはSD/SDHCメモリーカードを採用し、電源はリチウムイオン充電池を使用。約4.5コマ/秒、連続100コマまでの高速連続撮影が可能だ。

【問い合わせ先】
ニコンカスタマーサポートセンター
TEL/0570-02-8000

（Phile-web編集部）