ソニー、コンテンツを加工・演出する“x-アプリ”搭載の新PSXを発売

●ソニーマーケティング（株）は、PSXの新モデル「DESR-7500」「DESR-5500」2機種を12月上旬より発売する。価格はオープンだが、7500は9万円前後、5500は7万円前後での販売が予想される。

2機種は、ビデオ、静止画、音楽などをHDDに取り込んで再生する従来からの機能に加え、取り込んだコンテンツを加工/演出するアプリケーション群“x-アプリ”を搭載した。
　
2機種が搭載した“x-アプリ”は、「x-おまかせ・まる録」「x-Pict Story」「x-DJ」の3種類。それぞれの概要は以下の通り。

＜x-おまかせ・まる録＞
ユーザーが自分の好きなキーワードやジャンルを設定し、条件に合った番組を自動的に録画する「おまかせ・まる録」の機能を進化させた。ユーザーの設定したキーワードに該当する番組だけでなく、視聴した番組や録画予約した番組の内容からユーザーの好みを覚えて、ユーザーの好みに合った番組を今まで以上に優先的に録画する。

＜x-Pict Story＞
デジタルスチルカメラなどで撮影した写真をメモリースティックやCD-R、USBなどからPSXに取り込み、プリセットされている「“PSX”オリジナルサウンド」の中から好みの音楽を選ぶだけで、自動的にエフェクト(映像処理)をつけて、簡単にオリジナルの動画のような作品に仕上げる。単なる写真を切り替えていくだけのスライドショーではなく、動画作品としての楽しみを演出する。

＜x-DJ＞
ユーザーの気分やその時のシチュエーションを表した“COOL”や“HOT”等のプレイリストを選ぶだけで、その場に合った曲を次々と自動でHDDから検索し、途切れなくノンストップで再生する。テンポを合わせて曲と曲をつなげ、ジャンル、曲調などをもとに多彩なサウンドエフェクト・スクラッチエフェクトを挿入する。曲の演奏中には、多彩なビジュアライザーやスクラッチエフェクトなど、さまざまな操作が可能。映像は音とリモコン操作にリンクするので、好きな曲でロボットを踊らせるなどということもできる。

また、2機種はEPG「Gガイド」に対応。番組表や番組詳細情報を自動で受信し、画面上の番組表から見たい番組を選ぶだけで録画予約できる。

前述の「x-おまかせまる録」のほか、ソニー独自のアルゴリズムにより、毎週録画予約していた連続ドラマの最終回の延長や、特別番組などで予約した番組の放送時間が変更になった場合に、自動でEPGを検索して予約を修正する「番組追跡録画」機能も装備。また、予約を入れた時点の番組名が変更になった場合にも、類似性を自動で判別して変更後の番組名を追跡し、録画を行う。

また、録画予約した番組の前にスポーツ中継がある場合、EPG番組情報の延長時間を考慮し、スポーツ中継、またはそれ以降の時間に放送される番組の録画時間を自動で延長する機能も備える。

HDDからDVDへ映像をダビングする際は、50枚のDVDメニュー画面から好みのメニュー画面が選べる。また、初代機から搭載されているGUI“XMB（クロスメディアバー）”も引き続き搭載している。

両機ともコピーワンス番組のムーブに対応。デジタル放送をHDDに録画し、その映像をDVDに移動させることができる。

上位機のDESR-7500にはi.Link端子を搭載し、DVカメラから映像を取り込めるほか、ゴーストリデューサーも装備する。さらに、BSアナログチューナーも搭載されている。

2モデルは、10月5日から9日に開催される「CEATEC JAPAN2004」で展示される予定。

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（Phile-web編集部）